
僕、「花よりもなほ」の撮影のときに結構話したんですよ、是枝監督と。ホントに、これでもかってくらい。今まで、こんなに監督と話した現場はなかったんですよ。それも「ここどうすればいいですか」っていう話ではないんですよね。台本がひとつのグラフだとすると、点を最初と最後に置くんですよ。それで、「ここは主人公が一番落ちたいところだから、点はこの辺に置いて・・・」とか、「一番上げたいところはどこか」「このシーンはここで上げられるか」という感じで点を置いていき、そこをうまく通していくっていう作業をずっと話し合ってたんですよ。だから、皆がイメージするような「こういう風にセリフを言ってくれ」っていうタイプの監督ではないんです。だから、インタビューとかされると、凄く困るんですよ。「どういう現場でした?」って聞かれても、凄く独特な現場だったから・・・。
宗左衛門っていう役だったんですけど、自分の中で初めて思ったんですよ・・・、「上手い下手は別として、これ以上役を掘り下げて演じることは、僕には出来ない」「もっと良くしたいなら、僕じゃない人でやってくれ」と。 僕はお芝居をやると、「もっとよくできたんじゃないか」って、毎回思うんですよ。でも今回は、これ以上掘り下げてやるんだったら他の人でやってくれ、と(笑)。それぐらい、自分の中ではのめり込んでやってたというか・・・。それは、是枝さんのおかげなんですけどね。
今日は、「リアリティってどういうこと?」みたいな話もお聞きしましたが、「その場で生まれること」っていうのを大事にするっていうのは、映像もそうなのかなぁと・・・。色々悩んだり、色々考えた上での自由さというか、そこがリアリティなのかなぁと。結局ね、たぶん見えてるもの、見えてないものの先にあるものがリアリティなのかな…と。映像ってやっぱり強いし、目で見えるから分かるわけじゃないですか。こんな川が流れてとか、こういう花が咲いててとか。でも、その先なんですよね。この花を植えたのは誰でとか・・・。見えてるものの先にあるもの、見えてないものの先にあるもの、それがリアリティであり真実であり、それをどう映すかというのが映像のリアリティであり・・・、嘘であり、ということなんじゃないかなと思います。
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1.UPSIDE DOWN
JACK JOHNSON AND FRIENDS
2.COME AS YOU ARE
NIRVANA
3.20TH CENTURY
T REX
4.DON'T DREAM IT'S OVER
CROWDED HOUSE
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