Gratitude

MON-THU 14:00-16:15 NAVIGATOR:RACHEL CHAN

WORLD CITY CALL

14:40-14:47

世界の各都市にコールイン!“旬な街情報”をお届けします。世界の動きと、東京を比較、検証していきます。


2015.03.31

TOKYO(JAPAN)LAST DAY

Q 世界に誇る東京のいい所は?
「建物と緑の組み合わせ方とかも、ざっくばらんのようで繊細な感性があります。何でも無い路地を歩いていても小さな緑がいっぱいあります。ちゃんと手入れしている。これは日本人の気遣いや、日本人独特の尊敬の気持ちが通りを歩いていると感じられるので、嬉しくなります。」

Q 世界から学びたい街作りのアイデアは?
「思い切りの良さは東京にかけていて、水際を人間を歩かせようと決めると、世界だと簡単に思いきってやりますが、東京はもうちょっと水際を楽しくするという意味では、世界の水際に学んで欲しいと思います。」

Q 個人的に気になる東京の場所は?
「羽田と東京駅の間、オリンピックの場合スポーツ的にも重要な場所になってくるし、これから20年間くらい羽田―東京駅間は重要になってきます。そこが外国から来た人が行く所になると思うので、僕も頑張って関わりたいなと思っています。日本のアイデンティティがちゃんと示せる建築。例えば、木の温もりと香りがするような建築とか、和紙のような独特の光の効果がある建築とか、日本の感性を感じる建築をあの場所に作ってみたいです。」

Q 伝統的なものを敢えて残していくということですか?
「そうですね。水際の部分は、江戸時代から東京の中でも一番江戸っぽさがある部分、庶民にとって人気のアル場所だったんです。20世紀になると、工場とか倉庫ばかりが立ってしまったんだけど、もう一回江戸時代の東京、水際と人間が一体になっている街を作っていきたいですね。」

Q 豊島区新庁舎、改めてご紹介ください。
「区役所の上にマンションが乗っかっているので、今までの区役所だといかにもお役所という場所が多かったんだけど、今回は、人が上に住むし、したには広場があるし、気さくな感じの区役所なんです、緑もたくさんあって、どんどん区役所の中に入っていけるような感じなので、今までの区役所のイメージがガラッと変わると思います。きっと子供が来ても楽しいし、おじいちゃんおばあちゃんもエンジョイしてもらえると思います。」

【レポート】建築家:隈研吾


2015.03.30

TOKYO(JAPAN)DAY1

Q. 1964年の記憶とそのインパクト、思い出すといかがですか?
「代々木の体育館、水泳場にですね、建物ができあがって父親に連れていってもらいました。そこで外観もインパクトあったんだけど、インテリアも素晴らしくて、天から光が降り注いでくるような荘厳なかんじがしまして、こんな建物がありえるんだと驚きました。そのあと丹下健三という建築家がつくったと聞いて、建築家という仕事で人を感動させられるのならやりたいと思い、それからずっと建築家志望でした。そのときは僕は10歳でした。」

Q. 50年前から変わらない東京らしさをどんなところに感じますか?
「昔の東京は木造の建築が多く、ごちゃごちゃしているけど人間味があって、その中に面白い建築があって・・・ノイズがあるけども温かみのあるノイズというのが東京の誇れる部分だと思いますね。

Q. 東京の建築マインド、変わったこと、変わらないこととは?
「高層ビルがこんなに普通になるとは思いませんでしたが、いわゆる再開発といって土地をまとめてそこにビルを建てるというやり方が、当居うでも一般化していますが、そういう中にも足元には東京らしさを残すべきだと思っています。」

Q.足元に東京らしさをとは?
「例えば広に使う材料、木の植え方など東京らしさ、温かいノイズを意識したやり方を意識しても良いと思うんだよね。」

Q. 2020年の東京でどんな風景が見たいですか?
「僕自身はオリンピックの祝祭的な気分は覚えていますし、子どもの頃ってお祭りのことだけは覚えているので、オリンピックは陽気なお祭りであってほしいと思っていて、日本らしいお祭りであれば、子どもたちはいつまでも覚えているんじゃないでしょうかね。」


2015.03.26

CUBA

Q.国際的にも注目されているキューバ。首都のハバナはどんな街ですか?
「キューバというとカリブ海にあるトロピカル・アイランドというイメージだと思いますが、ラム、葉巻、音楽やチェ・ゲバラ、そして最近はアメリカとの国交正常化でニュースでも話題になっています。そんなキューバに住む人たちは、人生をエンジョイするエネルギー、楽観主義なところがキューバかなと思います。みんな本当に気さくで人懐っこくてやさしい人たちです。キューバ人としての誇りを持っていきていると思います。」

Q.街中はいかがですか?新しい建物やスポットなどありますか?
「観光地として有名なのは旧市街、ハバナ・ビエハで、スペインの植民地時代の名残があり、コロニアル調の建物が世界遺産に登録されており、修復されて古き良き時代を保たれていますね。」

Q.ハバナの移動手段は?
「ヒッチハイクで移動をする人も多く、通勤中の人が信号待ちのときに気軽に乗せてくれます。また、市民の重要な足となっているのは“マキナ2と呼ばれるアメリカ製の古い車で、乗り合いタクシーとなっていて一定のルートを往復しています。一方、旧市街では“ビシタクシー”という自転車の後ろに2人分の座席が付いているものもあります。」

Q.最後に、音楽やアートなどクリエイティヴシーンの動きを教えて下さい。
「キューバと言えば、キューバ音楽!と言える程で、近年のトラディショナル・ミュージックやサルサなどのダンスも世界からの注目度が高いです。また、クラシック・バレエもとても盛んで世界中のバレエ団にキューバ人ダンサーが散らばっています。またキューバはスポーツ大国。オリンピックなどで金メダルを獲得する選手が沢山いて、今ですと日本ではキューバ人野球選手の活躍も話題していますね。」

【レポート】石井聖子


2015.03.25

国際的現代アーティスト、蔡國強へのインタビュー

およそ10年近く中国の地方に住む農民たちが、好奇心と、
「つくりたい!」という純粋な衝動によって、
日々の暮らしの身の回りにある材料だけで
自作したロボットを収集するという、
「農民/ダ・ヴィンチ」というプロジェクトを継続中。
今回、PARASOPHIAでは、その進化系
<京都/ダ・ヴィンチ>を出展されています。
京都市美術館の中央ホールに展示されている
七層の竹の塔が構えた作品は、平安京が
都市計画においてモデルにした長安の大願塔を踏まえたもの。
京都市内で集めた竹をつかって作られています。

その塔を、<農民/ダ・ヴィンチ>に参加している、
農民アーティストのロボットが囲みます。
さらに、PARASOPHIAをキッカケにした派生した
ワークショップ<子供/ダ・ヴィンチ>で、
農民アーティスト/ウー・ユールさんがレクチャーし、
子供たちが自由自在に発明した作品が飾られています。

今回、蔡さんに暮らしと現代アートの融合の視点から、
PARASOHIAの魅力について伺いました。
「私は古い街こそ現代美術やるべきと思っています。
なぜなら、古い街は1200年前も実は新しかった。
その精神があって、こんな素晴らしい街/文化を作ってきました。
でもこの街はただ1200年前のモノをずっと人々に
見せるだけじゃなくて、生き物としての新しいビジョンと
生命力も見せなければいけない。だから、世界から一番
新しいものを集めることで、古いものをより
美しく見えてくるんです。新しいものと古いものが
コラボレーションしながら、今の我々、未来に繋がっていく
可能性もあります。現代美術作家の知恵、発想力と対話しながら、
京都は、昔のことだけじゃなくて、未来にも繋がっていくはず。
こういうようなプロジェクトはぜひ続けて欲しいです。」

*蔡國強
中国福建省出身。
北京オリンピックの開会式の花火の演出や、
火薬で描く「火薬絵画」などの作品で知られる
国際的現代アーティスト。
現在はNYを拠点に活動中。

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