東京の裏側を支える仕事と人にフォーカス

NN Seimei WORK INSIDE

Mar. 17 2017

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江戸切子の加工所へ大潜入!

ナビゲーター稲葉友が、東京の今を支えている、オモテだけでなくウラの一面、意外な一面、ディープな一面を直撃!

今回は、日本の伝統ガラス工芸である、江戸切子の職人さんへ弟子入りしてきました!
江戸切子職人の三代目、山田硝子加工所の山田真照さんは親子代々、カットの技やデザイン光り輝く美しさを受け継ぎ、現在も様々な作品を作り出しています。

◆江戸切子と花切子

江戸切子の大きなくくりの中に花切子があります。
江戸切子の特徴は、直線のカットから成り立っていて、幾何学文様が描かれています。
伝統的で代表的な文様は14種類!
これを、いかに自分なりのアレンジをして組み合わせるか!それこそが、職人のセンスやバランス感覚の見せ所です!
一方、江戸切子のひとつ、「花切子」には動植物が描かれていて、どちらかというと、柔らかで自由度の高い印象。
浅いカットが特徴で、真照さんは、特に花切子を得意として、花切子のオーダー多いそう。

◆受け継がれている「江戸切子」の今後
真照さん、実は三代目として、江戸切子を受け継ごうとは思っていなかったそう。
幼い頃から工場でガラスを触ることはあったものの、学生時代になんとなくアルバイトとして手伝いをスタート。
そんな事をしているうちに近所の方から、「三代目」と呼ばれて今に至るんだそう!
真照さんにとって、江戸切子は守っていかなければならない存在。
ただ守るだけではなく時代に合うようにデザイナーさんとのコラボ作品や、アクセサリー、お皿、コースターなどグラスに関わらず広く物作りをしたいとおっしゃっていました

取材では、グラインダーを使ってお皿に紋様を入れる作業に挑戦してきました!
チェックしてみて下さいね!