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Apr. 14 2023

世界の台所で使われているスパイスをご紹介

今回は、料理を通して見えてくる、暮らしや社会の様子を発信している、“世界の台所探検家”の岡根谷実里さんをお招きして、岡根谷さんが今まで60もの国と地域を探検して出合った、変わったスパイスや調味料の中から3つ紹介してもらいました。

岡根谷実里 note 詳細はこちら >>
著書「世界の食卓から社会が見える」 詳細はこちら >>

ブルガリアで出合った『サマルダラ』

サマルダラという植物を、乾燥させて粉末状にし、塩と混ぜたブルガリアの万能ハーブ。
ガーリック、チーズ、ナッツ、オレガノなどのような香りが感じられ、英語ではハニーガーリックと称されます。サラダやパン、ゆで卵にこのハーブを使うだけで、極上な味に!

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インドで出合った『チャットマサラ』

ガラムマサラに、アムチュール(乾燥マンゴー粉末)やクミン、コリアンダー、アサフェティダ、乾燥生姜、塩、黒コショウ、チリパウダーなどがミックスされた、インド版の甘酸っぱい“クレイジーソルト”。
甘味、塩気、風味系のスパイスが入っていて、ほぼ辛みはありません。
インドのほかにも、バングラデシュやパキスタンでも使われているスパイスで、サラダや果物、フライドポテトにかけると、味変が出来ます。

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中東で出合った『スマック』

スマックとは、中東や東アジアに自生するウルシ科の植物の実を乾燥させ粉状にしたスパイス。
赤しそふりかけの味に近く、酸味と旨味が合わさった深い味わいと美しい彩り。
中東ではサラダや肉料理に酸味を加えるために使ったり、インドやバングラディッシュなどでは米にも使用されており、国によってはケバブやフムス、スープにも利用され、魚やジャガイモ料理にも合うスパイスです。

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