J-me CINEMA CIRCLEの部員のみなさんと一緒に創るシネマプログラム

CINEMA CIRCLE

Jan. 27 2017

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音楽グループ、バンド、楽団が出てくる映画  「キセキ ーあの日のソビトー」

今日のテーマは・・・「音楽グループ、バンド、楽団が出てくる映画」です。

●Snoさんからは「ざ・鬼太鼓座 デジタル・リマスター」
「『鬼太鼓座と鼓童、伝統和太鼓の芸術性を高めた集団。初めて聞いたのは中学でした。日常的に太鼓の音を聞くことはなかったので、心臓にどんどん来る振動は驚き、太鼓のイメージが変わりました。太鼓を叩くにはかなりハードな鍛錬が必要、その世界を描いた加藤泰監督の遺作ドキュメンタリーです。昨年のフィルメックスでデジタル・リマスターが上映されました。今週、渋谷ユーロスペースで上映されています。』という事です。この映画をあげてくれて嬉しかったな!これドキュメンタリーというか芸術作品なんです。予告編を観ただけで、こんなにすごいの!っていうのがわかりました。みなさん、ぜひご覧になって下さい。」(部長)

●ひでさんからは「ラスト・ワルツ」
「『1976年のザ・バンドの解散コンサートを映画にした作品です。当時、ザ・バンドはよく知らなかったけど、参加したミュージシャンの顔ぶれに圧倒されました。ボブ・ディラン、クラプトン、マディ・ウオーターズ、ニール・ヤング、ヴァン・モリソン、ジョニ・ミッチェル、ロン・ウッドにリンゴにと豪華顔ぶれ。70年代の香りプンプンです。監督がマーティン・スコセッシだったのはWIKIって今知りました。何と豪華な解散コンサートだったんだ。』という事です。きたね!これDVD持っていますよ。ザ・バンド、私には神様のようなモノですからすごい好き!スコセッシは音楽ドキュメンタリー意外と撮っています。」(部長)

●「ブルース・ブラザース」には、たかぐらさん、虎隆さん、り〜しゃんさん他多数から!
●「ジャージー・ボーイズ」には、ミナさん、めりーさんの羊さん、スマイルさん他多数から!
●「タイタニック」には、G'mngさん、Vingaさん、Daisanさん他多数から!

今週も、たくさんのご参加ありがとうございました!!

そして、今回部長が選んだ「音楽グループ、バンド、楽団が出てくる映画」は「キセキ ーあの日のソビトー」です!!

「実は私、GReeeeNというグループがどんな方々なのかはあまり知らなかったんですね。ただ、歯医者さんをやっている人たちという事は知っていました。これを観て、すっごいいいじゃん!爽やかな連中だねって思っちゃいました。これGReeeeNの映画です。ほぼ実話をそのまま置きかえた、きちんと映画化したという作品です。『キセキーあの日のソビト』というタイトルですが、「ソビト」とは、GReeeeNによる造語で、「素人」「空人」と記し、自由に新しいことに挑戦していく人を意味しているそうです。
で、もう一人大事な役柄として出てくるのが松坂桃李さん、いいよね。嫌味がない。何にも隠してない感じがする人、私にとってみれば。その松坂さんが、菅田将暉さんの兄の役です。音楽はやる気だけじゃ、売れない。でも才能だけでも絶対に成功するかというと、そうじゃない。才能に気がついてくれる人がいて、それに運も必要。ある意味すごく残酷な仕事だなと思う。その中で、なぜGReeeeNが成功したのか、それがものすごく上手く描かれている。『大倉さん、この映画本当に紹介するんですか!』って何人かに驚かれましたが、大倉は爽やかな青春映画好きです。心打たれます。映画の話に戻すと、、、お兄さんである松坂桃李は、やる気はばつぐんにある!いろんな事がうまくはまらなくて挫折する。弟の菅田将暉は、遊び半分に歌ってみちゃおうかな、みたいな感じでやって、それを兄貴に聞かせると『あれ、俺より才能がある!』って気がつける兄貴はえらい!普通だったら『ふざけんなよ、お前!』ってなんない?俺だったら『絶対に潰してやる!』と思う。そうしないのがえらい!」(部長)

映画「キセキ ーあの日のソビトー」は、1月28日(土)から公開です。

そして、この番組と連動した映画のコラムも毎週アップしていきます。今回は、「ホームレス ニューヨークと寝た男」について書いています。びっくりしますよ。ぜひコラムもチェックして下さい。

では、来週のテーマを発表! テーマは・・・「自由や平等をテーマにした映画」です。
みなさんのご参加、書き込みお待ちしています!

キセキ ーあの日のソビトー

厳格な医者の父親に葛藤するミュージシャンのジン(松坂桃李)は、父の思いを受けて歯科医師を目指していた弟ヒデ(菅田将暉)の音楽の才能を知り、ヒデとヒデの音楽仲間たちに自分の夢を託す。しかし、父はミュージシャンを職業として認めず「音楽なんてお遊びだ」と全否定。ヒデは、歯科医師を目指しながら音楽もやりたいが、そのことを恐ろしい父親に言い出せないジンとヒデは・・・
顔出しを一切しないという異色のボーカルグループ「GReeeeN」の結成当時の実話を基にしたストーリー。

公開日:2017年1月28日(土)全国公開
主演:松坂桃李、菅田将暉、忽那汐里、平祐奈、横浜流星、成田凌、杉野遥亮、早織、奥野瑛太、野間口徹、麻生祐未、小林薫
監督:兼重淳  脚本:斉藤ひろし「秘密」「黄泉がえり」
音楽:GReeeeN  プロデューサー:小池賢太郎  音楽プロデューサー:JIN
製作:「キセキ -あの日のソビト-」製作委員会  製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ
配給:東映
公式サイト:kiseki-movie.com
(C)2017「キセキ ーあの日のソビトー」製作委

大倉眞一郎 おおくらしんいちろう

1957年熊本生まれ。
80年慶應義塾大学文学部東洋史学科卒業。大学では印度哲学を独学。同年、広告代理店電通に就職。88年J-WAVE開局に関与。その後97年までロンドン駐在の後、電通退社。同年10月からアジア各地をカメラ片手に旅して回る。その後、広告会社「タイノス」を設立。ユニクロのすべての広告活動を手がける。2007年9月タイノスを解散。再びアジアをプラプラすることになる。ヨーロッパ勤務中に身につけた世界市民的視野に期待。2003年09月に木楽舎より写真旅行記「漂漂」を出版。怒れるオヤジと称されるが、その語り口はソフトで定評がある。