今週はこのコーナーでも“食の東京ニュースタンダード”に注目!
これまで知らなかった驚きや発見、刺激にあふれた新たな提案をしてくれる素敵なレストランを探してきました!場所は、文京区小石川。丸ノ内線の茗荷谷駅から歩いて5分ほどの場所にある桜の名所、今まさに見頃を迎えている「播磨坂さくら並木」沿いに佇むお店です。
その名も、「中勢以 内店(なかせい・うちみせ)」!
熟成肉を肉のスタンダードに押し上げ、ブームの火付け役となった熟成肉専門店
「中勢以」が、肉をより楽しむための新たな提案としてオープンさせたお店です。
店内に足を踏み入れると、シンプルながら洗練された空間。肉屋さんにしてはお洒落過ぎます☆
ショーケースには美味しそうな熟成肉達・・・。さすが中勢以!高級感あります。
が、一体どこにレストランが??
実は、この肉売り場の奥にあるステンレスの扉・・・
一見業務用の冷蔵庫のようにも見えるこれが、レストランの入り口になっているんです!
扉を開けると長い廊下・・・
ここを抜けると別世界へワープ!そんなイメージで作った廊下だそうで、
この先は一体どんな空間になっているのか?ワクワク感を煽ります♪
そして、廊下の先に広がっていたのがこんな素敵なダイニング!
外観からは想像できないほど広々としていて、コンテンポラリーな雰囲気の素敵な空間になっています☆
田園調布にある中勢以のもともとのお店は販売のみですが、こちらはではひとつのお店の中に肉屋さんとレストランが併設。「肉の生簀付きレストラン」ということで、店頭に並んでいる中勢以こだわりの熟成肉を、“テイクイン”して味わうことができるんです!
テーブルに案内されると、まず最初に灯りでおもてなし。
店の中央に集められているランプ(イカの集漁灯としても使われているランプ)を、
テーブルの上に移し、灯してくれます。
テーブルの上にランプが灯ると、温かい光のシェードに包まれるよう。
より居心地の良い空間になります。
そして、次はお肉選び!
ホールのスタッフの方とともにお肉屋さんに戻り、スタッフの方にアドバイスしてもらいながら、好きな肉を好きな量だけオーダーできます!
メインとなっているのは厳選された但馬牛。リブロース、サーロイン、ランプ、イチボ、ラムシン、ウチモモなどなど、およそ8週間じっくりと熟成させ、旨みを引き出した様々な部位の肉がおよそ20種類、大きなブロックでキレ〜に並べられたショーケース・・・肉好きにはたまりません♪
選んだお肉はカットして一度テーブルに持ってきてくれます。
笑顔がステキなこの方は、オーナーの井浦さん♪
こちらは「カメノコ」という部位。お肉屋さんの店長いわく、赤身のもも肉で、カメの甲羅の形に似てることからそう名付けられているそう。赤身の中でも味が濃く、しっかりした味。ですが、脂っこ過ぎず、あっさりしてるのが特徴です。
調理法は選べますが、おススメは溶岩炭でのグリル!せっかくの熟成香を消すことなく、香り豊かに焼き上げてくれます。
中は柔らかくジューシー♪噛めば噛むほど肉の旨みが溢れてきます。
このお肉、レストランでの価格は、肉屋で販売されている価格の1.3倍という明朗会計!
直営店ならではのコストパフォーマンスです。
そして、こういった極上の熟成肉をより楽しむために用意されたのが、旬の野菜たち。
千葉を中心に十数軒の農家が、こだわりを持って作っている野菜をシンプルに、
美味しさを最大限に引き出した調理法で提供していて、肉とともに味わうコースメニューもすでに人気となっているようです。(7500円)
写真はキャロットラペ。オーナー井浦さんいわく、ちょっとした魔法をかけているということで、シンプルながら驚くほど美味しい!これはおススメです。
そしてなにより、お店の空間、サービスにいくつもサプライズが用意されていて、楽しみながら食事ができるというのがこの店の最大の魅力!すでになかなか予約が取りづらい状況のようですが、みなさんもぜひ一度体験してみては?
中勢以 内店
<住所>東京都文京区小石川5-10-18
<電話>03-3830-0490
<定休日>月曜日