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「失敗しない大学デビューの方法」、そして
「イマドキの大学生」について
ライターで大学講師のトミヤマユキコさんに解説して頂きました!

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<トミヤマユキコ>
ライター、研究者、パンケーキのエバンジェリスト、
ロックバンド、Scoobie DooのドラマーMOBYさんの奥様


・トミヤマさんご自身の大学デビューは?

失敗半分、成功半分だった。
早稲田大学から大学院へと進み、そこからさらに大学の助手になって、
今は、早稲田を含め日本大学、女子美術大学、昭和女子大学、東京医科歯科大学
5つの大学で講師をやっています。つまり15年くらい大学空間にいる。


・大学デビュー失敗とはどんな状態?

軽めの失敗:オシャレじゃない。服がダサい、流行りを知らないなど。
(しかしその程度の失敗はみんなするので学生生活に支障ナシ。卒業する頃には笑い話。)
重めの失敗:キャラの押し付けが激しい。モテキャラ、秀才キャラ、不思議ちゃんキャラなど。
(自己紹介に失敗するパターンは、その後孤独に陥りやすい。最悪の場合は不登校や退学も。)
「成功すること」ではなく「失敗しないこと」をまずは目指しましょう!

・大学1年生の大学デビュー、失敗しないためには?

<共学の場合>
やはり異性を意識しすぎて失敗するパターンが多いようです。

女子は、制服から解放され、おめかししたくなります。
ヒールがつらすぎてまともに歩けなくなってる女子などは、
あきらかにやりすぎ。気持ちはわかるけど……。

男子は、よくわからないネックレスやペンダントをつけがちですが、
そのお金でもう一枚ふつうのシャツを買った方がいいです。
あと、学生の間では、裾を折り返すとチェック柄になっているズボンなどは
ダサいということになっています。そういうギミックがある服は危険です。

共学に限ったことではありませんが、
サークルは、いくつか覗いてみて、徐々に絞り込んでいきましょう。
悪質なサークルでなければ「よそのサークルに入ることにしたのでスミマセン」と言えば、
後追いしてきません(後追いしてきたら、それこそ悪質なので絶対に入ってはいけない)。

なお、4〜5月の時点でカップルができると、大学デビューに成功しているように見えます。
でもそれは錯覚です。ふたりだけの閉じた世界に入り込んでしまい、逆にたくさんの
人間と知り合うきっかけを失う危険性の方が高く、あまりオススメできません。
1年次に付き合い始めたカップルがその後結婚する確率、限りなく低いです……。

<女子大の場合>
異性の目がないので伸び伸びしているのがいいところですが、
逆に女子のコミュニティに馴染めないと大変です。

みんな仲良くしているように見えて、
実はファッションなどで細かく階層化されている場合もあります。
たとえば、某大学では新作ブランドバッグはイケてる人たちが先に持つのが
暗黙のルールで、ふつうのひとがいち早く買うと目を付けられると聞いたことがあります。
あるいはイケてる学科、イケてない学科、みたいな格付けがなされている大学もあります。

少し窮屈かも知れませんが、暗黙のルールをまずは知って、
それからルールに従うのか、敢えて自分の道をいくのかを決める。
そういう「小ずるさ」があっていいと思います。


<マンモス大学の場合>
当たり前ですが、とにかくいろんな人がいます。
自分よりすごい人がいっぱいいることに打ちのめされます。
地元では秀才と呼ばれてた、みたいなひとが一番凹みやすい。
あと、自分は個性的だと思っていたひとも、個性のおばけみたいな先輩に凹まされます、

また、人数が多い分、自分と相容れないひとの数も多いです。
その人たちを無視するのか、分かり合えないなりに付き合っていくのかで、
コミュ力の磨かれ方が変わってきます。
当然、社会に出れば「性格の合わない上司」などとも付き合っていかないといけないので、
そのための訓練だと思って、いろいろな人と交流することをオススメします。
「好きじゃなくても理解する」とか「嫌われてても、日常会話はする」みたいなことを
やるべきだし、やれるのがマンモス大学のいいところです。

不登校・退学タイプの学生は「合わない」と思ったことを
どんどん避けていくうちに孤独に陥ります。
マンモス大学ですので、その孤独は見過ごされやすい。気をつけましょう。


・入学のお祭りマジックが解けたあと、気をつけるべきコトは?

ひとは弱い生きものなので、放っておくとどこまでも怠けます。
小規模大学以外は学生に「あれしろこれしろ」とは言ってこないので、
1年生の6月くらいからは、学内/学外での過ごし方について、
ちょっとした目標を立てておくのが良いでしょう。
語学のクラスだけはちゃんと出よう!とか、
ちょっと興味ある業種のバイト・インターンをやろう!とか。
その程度の目標でいいので、目標を立てておく。

一人暮らしだと登校することすら怠けるようになってくるので、
教室、サークル、学食、研究室など、学内の複数箇所に
ちょっと立ち寄れる場所を作っておくのがオススメ。
学内に居心地のいい場所を作るだけで、不登校のリスクはかなり減ります。


・イマドキの大学生の特徴とは?

真面目です。平等であることや、正しさをつねに求めており、目立つことを好みません。
……と言うと、地味で誠実ないい学生、と言えなくもないのですが、
実際には、没個性的でクレーマー体質、という感じです。

「ちゃんと出席してるのに、なぜA評価をもらえないんですか?」と言ってきたりする。
出席していることは偉いし正しいですが、
成績はテストの出来で決める、ということがわからない。

逆に、出席数は足りなかったが、テストの出来がすごくよい子にA評価をあげたら
「なんでAなんですか!出席足りないんだから不可にしてくれないと困る!」
と、謎のお叱りを受けたこともあります。

没個性、ということについては、本当に、悪目立ちしたくない一心なのだと思います。
(高校までの、生活態度が成績に反映するシステムからはやく脱却して欲しい……)
自分を出せもっと出せ!と言われがちな美大生は比較的いきいきしていますが、笑。


<トミヤマさんからお知らせ>

桃山商事の清田隆之さんとのマイナビニュースでの連載
大学デビューの落とし穴


J-WAVE GOLD RUSH 【CURIOUSCOPE】のコーナー
「失敗しない大学デビューの方法」そして、「イマドキの大学生」について
ライターで大学講師のトミヤマユキコさんに伺いました!

ありがとうございました!

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