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ここ数年、続いている、「方言ブーム」。
なぜ私たちは、コミュニケーションの中で「方言」を使っているのでしょうか?
「日本語のいま」について、『「方言コスプレ」の時代――ニセ関西弁から龍馬語まで』の著者で、日本大学文理学部教授の田中ゆかりさんに伺いました。


2005-2006年の「女子高生方言ブーム」では、
携帯メイルにおける言語遊戯を目的とした簡便な方言辞典、いわゆる「かわいい方言本」が
たくさん刊行され、マス・メディアなどでも多くこの現象が取り上げられました。

この年末年始ではテレビ特番などでも「方言」をテーマにしたものが結構ありました。
方言替え歌選手権や、どのような方言が異性にアピールするのかといったことを
ランキング形式発表する、というようなものもありました。

TOYOTAのパッソなど、方言を用いたテレビCMも話題を呼びました。


田中さんいわく、これだけ方言がもてはやされるキッカケは、
「共通語」がフツーのことばになったのに対して、誰でも使えるわけではない「方言」が特別なことばとなったことに加え、学術的にも価値があるものということが広く知られるようになったことなどが背景にあるそうです。


そしてもともと「方言」は親しい間柄における気の置けない会話で用いられることば。  建前的なにおいのする「共通語」よりも、本音を語りやすいことばとして「方言」が便利に使われるようになったんじゃないか、ということです。


田中さんの著書のタイトルにもある、「方言コスプレ」、
これはイメージとしての「方言」を用いたキャラクター付け替え行動なんだそうです。
その効果的な使い方とは、、、
仕事でミスをした後輩に注意するなどという場面で、ちょっとやわらかな印象を与えることが出来たり、また、言いにくいことも「方言コスプレ」ならば言えるときあって便利。
共通語で「どうしてですか?」だとかなり重たい感じになりますが、「なんでやねん(笑)!」だったら、いけそうな感じが・・・するかもっ(笑)

「方言コスプレ」には、方言がもつ「あたたかさ」
「本音らしさ」などによって、「場をほぐす」効果があるそうです。


そんな先生の著書『「方言コスプレ」の時代――ニセ関西弁から龍馬語まで』(岩波書店)

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現代の日本語社会では方言の価値が高くなってきたことを、アンケート調査や新聞記事、テレビドラマやマンガなどさまざまな素材を用いて「証明」しようとしたもの、とのこと。


「ニセ方言」や「ジモ方言」なんか使っている人はいないよ、という反応をする人に対して、いやいや、いますよ、ということを示し、ではなんでそんなことをするのか、ということをいろいろなデータでもって解釈しようと試みている本ということです。


ぜひチェックしてみて下さい!

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