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今から20年前の1994年の12月3日、
家庭用ゲーム機、PlayStationが発売され、昨日で20周年を迎えました。
PlayStationが僕たちに与えたモノは何だったのか?
今日はゲームカルチャーについての書籍「僕たちのゲーム史」の著者で、
新聞紙面でゲームの紹介コラムなどを連載するライターの
さやわかさんにお聞きしました!

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・20周年を迎えたプレイステーションの歴史
 当初、ゲームにノウハウのないソニーが作ったプレステが
 売れると考えている人はかなり少なかった。
 直前にセガサターンが発売されており、ニンテンドー64の発売も予定されていた。
 しかし、発売から半年で100万台の出荷を達成。
 さらに96年初頭、ファイナルファンタジーの次回作が
 プレステに移植されることが決まると人気は決定的に。
 98年暮れには1000万台となった。
 後継機であるプレステ2が発売される直前までに、
 全世界で7000万台を出荷。

・プレイステーションの登場が業界に与えたモノとは?

(1)3Dグラフィックを使ったゲームを普及。
   それまで、ゲームといえばほとんどが平面的なドット絵のグラフィックだった。
   プレステは3Dグラフィック機能を強化した機械になっていて、
   ドット絵の表現はむしろ非力だった。
   だからこそプレステは売れないとも思われていたが、
   発売直前になってライバルであるはずのセガが
   「バーチャファイター」をヒットさせ、
   ゲームの世界が本格的に3Dに移行していく。
   そのためプレステに対する注目は高まり、
   ある意味ではライバルのセガのおかげでプレステは売れた。

(2)ゲームを一般の娯楽として定着させた。
   それまでは今以上にオタクっぽいイメージが強かったゲームだが、
   たとえば「パラッパラッパー」のようなライトユーザーの遊びやすい
   新ジャンルのゲームを積極的に生み出し、一般人に親しみやすいものにした。

(3)ゲームの流通を変えた!
   ソニーは音楽産業にノウハウがあったので、レコード用の流通を使うなどして
   ゲームショップやおもちゃ屋以外でもゲームが手に入るようにした
   (CDショップでゲームを売るなど)。
   さらに、CDの大量生産ができる体制にあったため、
   CD-ROMソフトを早く、安く出荷できた。
   当時、任天堂のカセット型のソフトは部品代が高いため値段が上がり続け、
   一本一万円程度、しかも適正な在庫の確保が難しくて悪質な中古への横流しや
   抱き合わせ販売が横行していた。
   プレステのおかげでこういう悪習は激減し、
   ゲームの値段は目に見えて下がった。

(4)ほか、CM戦略の面白さなど。
   
そして、20年の歴史の中で重要なゲームをジャンル別にいくつかご紹介。

・ファイナルファンタジー察淵蹇璽襯廛譽ぅ鵐亜
 美しい3Dグラフィックでドラマティックな映画的ストーリーのゲームを作り上げた。

・パラッパラッパー(アクション)
 リズムアクションゲーム、いわゆる「音ゲー」の元祖。
 楽しくて遊びやすい、全く新しいゲームの領域を切り開いて、
 新しいゲームのファン層を開拓。

・メタルギアソリッド(アドベンチャー)
 ステルス(物陰に隠れる)アクションという、
 世界的に人気の高いジャンルを普及させた傑作
 FF7と同じく映画的な重厚なストーリー性も魅力。

・タクティクスオウガ(シミュレーション)
 シミュレーションRPGという、キャラクターの成長を楽しむの要素と
 戦略的な戦闘の要素を合わせた日本独自のジャンルの進化形。
 人間関係を深く掘り下げたストーリーが特徴。

・グランツーリスモ(レース)
 3Dグラフィックを余すところなく生かし、実際の車とコースを再現した
 リアルな「ドライビングシミュレータ」として完成したレースゲーム。

・I.Q.(パズル)
 CMプランナー/クリエイターとして有名な佐藤雅彦が作ったゲーム。
 手軽な操作で奥深いゲームが遊べるものとして、ライトなゲームファンを増やした。

・ウイニングイレブン(スポーツ)
 現在まで続くリアルなサッカーゲーム、
 最近はFIFAシリーズにかなり押されているものの、
 世界中のサッカーリーグの選手を使ったり、
 自分でエディットしながら遊べる魅力は健在

○今後の考えれるプレイステーションの進化とは?

 通信速度の向上で、よりリアルタイムかつ簡易な多人数プレイや実況が楽しめるはず。
 正直、今はもう据え置き型ハードの時代ではない。
 3DSなどの携帯型やスマホにお客さんを奪われている。
 マニア向けゲームも世界的にはパソコン用のほうが人気が高い。
 そんな中で、据え置き型ゲーム機の魅力は高度なゲームが手軽に遊べること
 (パソコンとかはめんどくさい)。
 だから、FIFAワールドカップの11人対戦などのように、
 リアルかつサクッと遊べる、しかも奥深いゲームが生まれていくはず。
 そのあたりのジャンルは携帯やパソコンなどには今のところマネができない。

「僕たちのゲーム史」の著者、ライターのさやわかさんに
20周年を迎えた家庭用ゲーム機、PlayStationが
僕たちに与えたモノについて伺いました。

僕たちのゲーム史

ありがとうございました。

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