FUTURISM

ON AIR DATE
2019.09.08

テーマは、『コミュニケーションの未来に会いに行こう』!

今週のゲストは、ダイアログ・イン・ザ・ダークジャパン代表の志村真介さんと
ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ代表理事の志村季世恵さんのお二人です。

まっくらやみのエンターテイメント、『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』から
ダイアログ(対話)の未来についてお話伺いました。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク


FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら

SONG LIST

  • The Sound Of Water
    Metheny / Mehldau
  • At Last I Am Free
    Robert Wyatt
  • Wild Is The Wind
    David Bowie
  • To Build A Home
    The Cinematic Orchestra
真っ暗闇のエンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。
日常では簡単にできる作業が、暗闇では難しくなります。
この暗闇の特徴を活用して、視覚以外の感覚を使うことで、様々な気づきを得て行くものです。

2年半前の、この暗闇の中での体験はいまだに忘れられません。
視覚に取って代わるように鋭敏になる聴覚、嗅覚、触覚。
見た目や固定概念から解放された世界がそこにありました。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表の志村真介さん、
そして、ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ代表理事の志村季世恵さんは、
あれからさらに、表情やボディランゲージで楽しみながら
言語や文化の壁を超えることができるサイレンス、
年齢や世代を超えて生き方を語り合うことができるウィズタイムと、
様々な違いを超え、対等な対話を体感できる場所を創出しています。

これらを一堂に会したミュージアム「対話の森」、
ダイアログの各プログラムの世界を案内するスタッフを養成する
「アテンドスクール」など、対話の未来へ向けた新しいチャレンジは続きます。

いまの社会でダイアログ(対話)が必要な理由を、お二人はこう考えます。

「戦いの反対語は単なる平和ではないと思っています。対話ができない状態になると、
 戦いにつながっていくことになるので、対等に人が出会って、
 違う価値観と考え方の人たちが対話をすることによって、そしてその努力を続けて、平和がある。
 だから、これからは対話が重要です」と真介さん。

「人に迷惑をかけてはいけないと思う人が多いですが、いっぱいかけて良いと思うんです。
 対話はそういうことが感じやすくなると思っていて、相手の世界を知れて、
 自分のことを伝えられて、助け合うこともできるし、迷惑かけることもある。
 満員電車の中でぶつかった時に、言葉にする人がいないんですよね。
 “ごめんなさいね”“大丈夫ですよ”と、言えたらいいなと。
 そして10年後には、知らない人と朝電車で会った時に、
 “おはよう!”“元気?”と言える世の中が来るかもしれない。そのために、対話が大事なんです」
と季世恵さん。

対話の未来の鍵は、世界の平和の鍵そのものです。

小川 和也