TOPPAN FUTURISM

ON AIR DATE
2017.08.06

ゲストは、株式会社 マイファーム代表、西辻一真さん。

今週は、日本の野菜にフォーカスしました!

世界から見る日本の野菜のレベル、今後の日本の野菜について
お話伺いました。

株式会社マイファーム


FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら

SONG LIST

  • Electric Music And The Summer People
    Beck
  • Sun Song '70
    砂原良徳
  • My Mind Is For Sale
    Jack Johnson
  • On Earth
    The Sundays
アグリ・ベンチャー起業家の西辻一真さんとの話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<ベジタブル・センサー>

「日本の野菜は安心感をもたれやすいですが、安全度は世界的にみると低い。安心感の上にあぐらをかいて品質基準に甘さがあることは否めない」と訴える西辻さん。
多くの諸外国では不安が先行する分、生産過程の明確化等、安全をしっかり担保しなければ良い野菜と認められないそうです。
日本の野菜、農業が抱える課題が滲む指摘です。

耕作放棄地問題もその一つ。
日本には使えるのに使ってない農地が40万ヘクタールも存在します。
全農地のおよそ10%に相当し、埼玉県ほどの規模になります。
後継者問題等による深刻な農業離れを物語る耕作放棄地。

西辻さんは、耕作放棄地をリメイクして野菜づくりを楽しむ場に変える取り組みを行っています。
体験の域を超えて農業を仕事にする人が増えるためには、好奇心が続くことが何より大切。
「こんな栽培方法をしたらこれだけ大きく育つんだ!」というような驚きの連続が好奇心となり、耕作の入り口だけではなく深いところまで知ることができる。
その環境整備に注力する西辻さん。
何事も好きでやらないと創造力も持続力もわきませんから納得です。

農業が抱える課題解決にはテクノロジーは欠かせません。
2050年には地球の人口が90億人に達すると予測される中、食糧危機が懸念されています。
安定的に食糧を生産すると同時に、生産される食糧の約3分の1が廃棄されている現状を改善するために、テクノロジーを活用する余地が多分にあります。

そして、農業にまつわる課題を解決するのは農業に携わる人だけではありません。
身近な野菜と私たちの日頃の向き合い方でも、課題解決に貢献できることがあります。

その一つとして西辻さんが教えてくれたのが、
「野菜を舌で転がす」
ということです。

例えば、シソの食し方。
シソの葉の表と裏では味が違います。シソを舌で転がしながら部分ごとの味の違いを感じ取れると、野菜の奥深さを味わえるのだそう。
野菜に興味持ち、丁寧に野菜を味わうことで、食べる人が野菜の最たるチェック機能に。
何も考えずに野菜を口に入れるのではなく、深く深く味わう。
どのように作られたのかにまで思いを馳せ、もっと野菜に敏感になる。
いわば「ベジタブル・センサー」を舌に備えることが、野菜の安全性への第一歩につながるのです。

安全をはかる尺度を人任せにせず、私たちがベジタブル・センサーを持つ。
それが野菜、そして農業の明る未来を切りひらくはずです。

小川 和也
TOPPAN