TOPPAN FUTURISM

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2017.07.30

ゲストは、写真家のヨシダナギさん。

世界中の少数民族を撮影する写真家、ヨシダナギさんに
『アフリカの少数民族の未来』についてお話伺いました。


Nagi Yoshida(ヨシダナギ)Official Web Site


FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら

SONG LIST

  • Wanna Love U Girl
    Robin Thicke Feat. Pharrell
  • Talk Is Toy
    Silent Poets
  • Call Me a Rainbow
    The Mummers
  • DON'T GIVE UP AFRICA
    ALICIA KEYS & BONO
写真家のヨシダナギさんとの話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<最も気になっていて最も遠いものに近づいてみよう>

ヨシダナギさんは、アフリカを始めとする世界中の少数民族を撮影発表し続け、注目を集めています。

アフリカの少数民族である「スリ族」の日本初の写真集『SURI COLLECTION』は、代表作品の一つ。
山から持ってきた色とりどりの土で全身をペイントし、草花を使ったアクセサリーは実に洒落ています。
デザインもそれぞれ個性的、メイクを毎日変えるスリ族。
世界で最もファッショブルな民族と称される理由が写真から伝わってきます。

外国人も見たことがなく、カメラの存在も知らない少数民族。
外国人写真家と少数民族の被写体の構図では、
自然な生態や表情などを撮影することはできません。

ヨシダさんの撮影は、少数民族と同じ格好をしてその輪に入ることから始まります。
裸族であれば自ら裸になって、少数民族との距離を縮めます。
そうすることで、
「自分たちの文化を受け入れてくれたのだと、彼らの心は開きます」と語るヨシダさん。

ヨシダさんは、そもそも写真家になりたいとは思っていませんでした。
5歳の時にたまたまテレビで見たマサイ族に憧れを抱き、
「将来はマサイ族になりたい」と願ったのが少数民族への興味のきっかけ。

2009年に単身アフリカへ渡り、大好きなアフリカ人の撮影に没頭するうちに結果的に写真家と呼ばれるようになっていました。
彼らのことが好きだという思いが伝わるからこそ、
距離のある者同士の距離が縮まり、
写真で素顔を切り取ることもできるのでしょう。

「アフリカというとネガティブなイメージが先に立つかもしれません。良い面も悪い面も全て受け入れて、多様性を認めると楽しさが生まれます」というヨシダさん。

ヨシダさんは、幼少期に抱いた興味を引力に少数民族の世界へ飛び込み、
その魅力を全身で吸収し表現しています。

僕にとってのアフリカは、最も気になっているけど行けていない場所です。
心理的な距離が、行けない言い訳になっていることも否めません。

日常の中には、気になってはいるけど遠ざかっている場所やアクションがたくさん残されています。
そういうものに限って、良い発見や楽しさが満載だったりするんですよね。
「やっぱり行ってよかった」「思い切ってチャレンジしてよかった」という経験って、本当に多いですから。

ヨシダさんのお話を伺っていて、
「やっぱり好奇心は形にしないともったいない!」とつくづく。
最も気になっていて最も遠いものにこそ近づいてみませんか。
最初は距離があっても、心の壁を取り払って。

小川 和也  
TOPPAN