JOURNAL STANDARD | FIND ONE STYLE

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2017.09.29

第9回ゲスト:YOSHIROTTEN(アートディレクター)

<アートディレクターの世界>
Licaxxx:グラフィックとアートディレクターとあると思うんですけど、最初にはじめたのはグラフィックからですか?

YOSHIROTTEN:グラフィックデザイナーになって。19歳ぐらいの時に専門学校行きながらレコード会社のデザイン部みたいなところにインターンではいって、それが最初にデザインしたものが世に出たかな。
それまでは高校生の時はTシャツつくったり、スケボーにプリントしたり…イベントもやってたからフライヤーつくったり、ステッカーつくったり、ZINEみたいなものをつくってたんだけど…

Licaxxx:それをいざ仕事にしようと思ったきっかけは?

YOSHIROTTEN:ファッションも好きだし、音楽も好きだし、ストリートの界隈を遊び歩いていたんですよ。それに全部関わっているのがグラフィックだと知って。レコードジャケットもTシャツも作ることができるし、こんな仕事は最高だ!と思って。でもまずは音楽が一番好きだったから、とにかくそこに関わりたいと思ってデザインを選んだのです。

Licaxxx:専門学校の時に松浦弥太郎賞をとった、というのを聞いたのですが。

YOSHIROTTEN:これは高校生の時ですね。体験入学みたいなのがあって審査員が松浦弥太郎さんだったんです。その時も音楽をイメージしたポスターみたなのをつくって。初めて使うフォトショップとかイラストレーターで。

Licaxxx:実は来週出てくれるんですよね。

YOSHIROTTEN:僕、それ以来会えてないから、会いたいっす。すごく好きな方です。

Licaxxx::すごく優しい方でした。

YOSHIROTTEN:そもそもその体験入学で、アートディレクターっていうのはなんだ?っていう講演会があって、そこでこの仕事を知りました。作ってるだけじゃない、アートディレクションっていうことを初めて知りました。

リカックス:最近の仕事で印象的だったのは?

YOSHIROTTEN:Maika LoubtéちゃんのMUSIC VIDEOをつくったときは結構面白かったです。あれは完全に自分がグラフィックで素材をつくってそれをスタイルのちがう3人のCGエディターにデータを渡して、体内から宇宙に行ってまた帰ってくるっていうテーマだけ伝えて自由に動かしてもらって。で、そこからいろいろやりとりして、最後それをつなげるんだけど、その間に実写があって、またそこでは現場で撮影中にヘアメイクの宇田さんが、顔に思いっきり顔を切り抜くようなメイクを突然し出したりとか、それがあったから、映像の中では実際顔を切り抜いて使ったりとかすごく面白かったですね。

Licaxxx:そのエディターに頼もうと思った発想のきっかけは?

YOSHIROTTEN:単純にいろんな素材が欲しかったから。同じスタイルだけじゃなくてどれだけ壊せるかな?っていうところだったので、ぜんぜん違うスタイルの人たちに渡したんです。一人はプロでもないひと、もう一人はCG歴30年以上のキャリアがある人、もう一人は自分がずっと一緒にやってきた相方とか、、、

Licaxxx:YOSHIROTTENの仕事の中でしかできないような、謎の組み合わせが生まれて、面白かったんですね。最近もTempalayのPVや、Awesome City Clubのジャケットなどやってますが、TempalayのPVはどうでしたか?

YOSHIROTTEN:Tempalayはまずジャケットの話が来て、僕もバンド自体好きだったので話がきてうれしくて。まずジャケットをやって今度はそのジャケットを使ってMUSIC VIDEOつくりたいですねってメンバーと話していたら、それが実現できました。監督も僕とdutch(山田健人)ダブル監督っていう僕も初めてやる試みで、実写部分をdutchがやって、CG部分を僕がやって、それを最後がっちゃんこして作りました。ジャケットがPVになるっていうのは連動していていつかやりたいってことをずっと思っていて、ジャケットが動くんですよ、MUSIC VIDEOの中で。あそこまでやれたのはなかなかないですね・・・
<カルチャー>
Licaxxx:これまで最も強く受けて来たカルチャー影響ってありますか?

YOSHIROTTEN:音楽とか自然とか、宇宙的なものとか・・・

Licaxxx:最近見た中で、この人、おもしろいな、って思った人、いましたか?

YOSHIROTTEN:広告の仕事で、アートワークつくる時にどういうものがいいかな、って考えてたときに60年代の日本のグラフィックアーティスト・・・当時はデザイナーだと思うんですけど、そういう人たちが僕すごく好きなので、その人たちの作品を見直していたら、木村恒久さんっていう60年代にモンタージュの作品を作った人で、最近ではカット・コピーのジャケットになっていたアートワークの人なんだけど、当時、こんなかっこいい、しかも問題定義というか、ニューヨークの街に滝が流れているコラージュをしていて、そういうのを日本人でやっていたのをみましたね。昔の人が結構好きで、いい人がいっぱいいます。

Licaxxx:何か心を打たれるものってあると思うんですけど・・・音楽でもグラフィックでも。そこに一貫しているものってあるんですか?

YOSHIROTTEN:それは見たことのないものをみたときですね。そういうものを作りたいし。ずっと常にみているものでもやり方を変えてあたらしくみえることってあるじゃないですか、そういうのが好きだし、ドキドキします。

<JOURNAL STANDARDとYOSHIROTTEN >

Licaxxx:JOURNAL STANDARDとYOSHIROTTENといえば、ビジュアルLOOK BOOKがでていますね。これはどういう感じで作ろうってなったんですか?

YOSHIROTTEN:それぞれのシーズンごとにお店で売られる商品をスタイリストの高橋ラムダさんがスタイリングしているんですけど、お客さんに配られるので、JOURNAL STANDARDの打ち出すスタイルっていうのを伝えていく本です。だから毎回結構かえていて、おもしろいですよ。

Licaxxx:こちらJOURNAL STANDARD店舗にあるのでお立ち寄りの際はぜひ!そして本が出るんですか!?

YOSHIROTTEN:独立して今年が10年目なんですけど、今まで集大成となる作品集を発売します。この冬に・・・そして四年ぶりの個展をやろうと思っています。
<YOSHIROTTENのSTYLE>
 変貌自在、でもそれを支える強い意志は普遍

 昔雑誌の背に書いていた言葉で印象的だったのですが、
 そういう人になりたいなって。
 僕はいろんなアートディレクションをやるから
 それぞれによってつくるものも変わるし、でもかっこいいっていうものを作っていきたいです。
<YOSHIROTTENを迎えて>

【変貌自在、でもそれを支える強い意志は普遍】というのが彼のSTYLEでしたが、やっぱり何をやるにも意志があってのお仕事なので、自分の作品をつくるのはもちろん、クライアントからお仕事をうけて、自分の中でどう昇華してどう出すかっていうのが一番大事だと思うので周りの環境や条件を受けた上で自分の意思をもってしてちゃんと出せるっていうのがすごく重要なお仕事になってくるとおもうので、そこを常に考えているんだなっていうのはありますし、今後ヨシロウさんの世界観が体験できるような個展や本がでるようなので私も楽しみにしています。
<JOURNAL STANDARDからのプレゼント>
 先週土曜にJOURNAL STANDARD京都店がリニューアルしました。さまざまなコラボレーションアイテムも並んでいるとのことですので、京都に行った際はぜひお立ち寄りください!そして、そんな京都店の移転リニューアルオープンを記念して、京都店限定のノベルティバッグとキャップをセットにして1名様にプレゼントします。ご希望の方は番組HPからご応募お願いします。当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。