JOURNAL STANDARD | FIND ONE STYLE

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2017.09.08

第6回ゲスト:万美(書道家)

ストリート発の書道家:万美さんを迎えてのトークセッション

<ミクスチャー>
Licaxxx:万美さんとは5年前くらい?に同じところでバイトしていて、出会ったんですが、HIPIHOPのビートを作っている人やラップしている人たちのまわりであったのが最初の最初ですかね?けっこう近い音楽のまわりにいた感じですね。

万美:そうですね。

Licaxxx:万美さんの最初の作品をみたのは、ライブペインティングだったんですが、ライブペインディングで書道をやっている人を今までみたことがなかったんですよ。結構衝撃的だったんですけど、書道のどこに魅了されたり、おもしろさを感じたのですか?

万美:周りに褒められたっていうのは大きくて。小学校三年生の習字の授業で筆を持ってその時にすぐ賞状もらって。才能あるかも〜書道教室行きたいな〜みたいなことを思い、そこからですね。

Licaxxx:HIPHOPカルチャーと書道が自分の中で結びついたというか、この表現と書道を併せてみようかなとおもったきっかけは?

万美:中学か高校のときかな?日本語のラップのCDのジャケットをみていたり、歌詞を読んでいてその写真にグラフィティが写っていて。これってHIPHOPの書道だなってその時に感じたんです。そう思っていたときに、実家から書道教室に向かっている20分くらいにグラフィティのボムが生まれてきて、あ、これ、肌で感じられるもんなんだ!って思ったぐらいから、日本語ラップのリリックを書いたりし始めたのかな、と思います。

Licaxxx:今、表現しているものを“Calligraf2ity”と名付けていますが、これはどういう想いで?

万美:“Calligraf2ity”っていうのは二つの言葉がはいっていて、”Calligraphy”と”graphyty”ってのが合わさっていて”Calligraphy”は書道、”graphyty”は落書きっていう意味で、真ん中に2を入れているので、カリグラティニティって読んじゃいますが、この2は、ふたつあるよっていう意味と、ひー、ふー、みー、よー、っていう”ふー”にあたって、日本のカルチャーだよっていうのをプレゼンしたい、っていう意味で2を”ふ”と読ませました。あと、次世代の文化だよ、これからの書道も踏まえた次の文化だよっていう意味で”2”に次世代っていう意味も込めました。

Licaxxx:万美さんいろんな熟語や四字熟語を書いたときに、自分なりの意味を持たせているじゃないですか!あれって書道では普通にみんなやることなんですか?

万美:Licaxxxって音楽作る時に、タイトルってつける?

Licaxxx:考えなきゃいけないですよね。

万美:そのタイトルに自分の考えた背景も絶対乗っているでしょ?だからその感覚に近いんじゃないかな?

Licaxxx:なるほど!既存の言葉なんだけど、一文字違って別の意味が込められているとかそういうことが多いのかな?

万美:自分のバックボーンをタイトルにもピックアップして併せていますね。
<オリジナリティ>

Licaxxx:万美さんは黒をきているイメージですね。

万美:そうだね。墨がとんでもわからないように(笑)

Licaxxx:着物も似合うよね!

万美:ありがとうございます!人前で筆を持つ時に着物を来た方が自分もまわりもテンションがあがるかな、と思ってなるべく着ています。

Licaxxx:実際大きい筆とか持つ時、着物だと苦しくないですか?

万美:慣れた!甲冑みたいなものかな?LicaxxxがDJするときも鎧的な要素ある?

Licaxxx:あるかもしれない!お気に入りの服着るかな〜

万美:パワーもらえる感じ!

Licaxxx:そうそう、派手になりすぎず、ダサくなりすぎず、女性らしすぎず、、、なんかほかの人と違うポイントとか気にしたりします?

万美:あんまり気にしてない!

Licaxxx:でも黒髪ロングは必須!?

万美:そう!やっぱり覚えてもらうためにキャラ作りの一貫で・・・

Licaxxx:わかるわかる!いきなり切ると誰かわからないからね。

万美:まゆげ出しちゃうとわかんないよね!

Licaxxx:やってみるか!!!笑

万美:髪結んで鏡の前でボブみたいにしたりしない?

Licaxxx:するする!意外といけるかも!みたいな!でもやんないよね・・・

万美:もうちょっとがんばってからかなーって(笑)

Licaxxx:書道とグラフィティ以外で今、どんなものからインプットしていますか?

万美:周りで一緒に遊んでくれたりする人たちから、「こういう風にしたらどう?」って言ってもらえる言葉がすごくありがたくて、そういうところから、あたらしい作品ができたりしますね。今、人からいただいた意見を反映した中で、一番おもしろいな、と思ったのは、サビの書道。鉄板をシンナーでツルツルに磨いてその上に酸で書くと端からどんどんサビてきて、、、これは大阪のZENONEさんっていうグラフィティのライターから、これやってみたらどう?って言われて大阪のGRAND COBRAっていう鉄工房のマッチョさんっていうアーティストがいて、その方の工房におじゃまして、酸の濃度とか、鉄の扱いを教えてもらいながら作ったらとても楽しい作品ができました。

Licaxxx:それはたのしそう!自分の専門外の話ってなかなかわからないし・・・美術を専攻している人とはぜんぜん違う感じだから、そういう意見は自分の中になかったよね。

万美:うん。書く素材を変えるっていうのはあたらしい発見だし、これからもどんどんやっていきたいなと思っているジャンルです。

Licaxxx:ライブペイントと個展をやるってことになったときに、作る作品ってやり方がちがうのかなって思うんですけど、ライブペインティングはその場のインスピレーションを大事にしていて、個展はどういう感じでつくっているんですか?

万美:その空間の中に入ったときに、その文字、作品がどうみえるのか、いつも意識しながら作っています。今は町田のZAKAIっていうHIPHOPのラッパーやDJ、グラフィティのライターがたくさん集まるところで個展をしていて、そういったストリートカルチャーにどっぷりいる方々に響かす作品をどう見せるかを考えたりとか。そこにいる客層を考えたりしています。

Licaxxx:ZAKAIでエプロンと手ぬぐいを販売しているそうですが・・・

万美:そうです。”明珠在掌”(みょうじゅたなごころにあり)っていう言葉を書かせていただいて、その意味はみんな掌に何か宝物をもっているっていう意味なんですね。たとえば料理してできあがったご飯が宝物だったりとか、字や絵を描いたその作品が宝物・・・みたいに、なんでもかんでも掌からでたものは全部宝物だっていう意味なので、エプロンをつけて宝物を作っていただきたい、という意味を込めて作ってもらいました。
<書道家・万美のSTYLE>

“Calligraf2ity”

Licaxxx:この言葉っていつくらいに決めたんですか?

万美:ハタチくらいかな。ずっと言ってますね。Licaxxxは?

Licaxxx:えーーーー考えてなかったーーーーんーーーーー”信念を曲げない”・・・ですかね。

万美:強い意志が感じられるね。

Licaxxx:私の場合は何を言われても耳をふさいでいるわけないけど、すごい引いた目で聞いている・・・っていうか、自分のこともすごく引いた目で見ているし。

万美:俯瞰している・・・・

Licaxxx:客観的にみて、自分が自分のファンじゃないとダメかなって。

万美:それかっこいいな!
<書道家:万美を迎えて>
“Calligraf2ity”ご自分で考えた言葉に対して、何個も何個も想いを詰めて作った言葉を常に自分の信念において活動されているんだな、という風に感じました。

万美WEBSIDE・・・https://www.66mami66.com/profile-1/
◆JOURNAL STANDARD FIND ONE STYLE
 公開収録決定
 
 9月9日 土曜日 夕方6時30分から
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 JOURNAL STANDARD 表参道店から、
 公開収録が決定しました。
 ゲストはモデルの萬波ユカさんです。
 入場は無料です。
 みなさん、ぜひ遊びにきてくださいね。