JOURNAL STANDARD | FIND ONE STYLE

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2017.08.11

第2回ゲスト:夏木マリ(俳優・歌手・クリエイター)

<結婚>

Licaxxx:60歳を手前にご結婚されたということで、活動がよりパワフルな印象があるのですが。

夏木:そうですか?思いもかけずパートナーと一緒になったって感じで。人生一人で死んでいくと思っていたタイプの女ですから(笑)ちょっと自分でもびっくりしたけど、5年くらい経ちますかね・・・今は一人でいるときよりもラクですね。人生っておもしろいなと思いました。

Licaxxx:印象派という舞台をされていますが、そちらも斉藤さん(夏木さんの夫:斉藤ノヴさん)も参加されていますね。

夏木:そうね。彼が音楽監督をやってくれているんですけど、一緒になってからは音楽のモチベーションがあがりましたね。
音楽の話をしていても知らないこともあって影響されているというか、鍛えられているというか・・・音楽活動が私の生活の中に侵食してきましたね。人生後半、音楽と本気で付き合うようになってきました。

<舞台>

Licaxxx:印象派NEOの舞台、拝見させていただいたんですよ。公演の間が2ヶ月くらいあったじゃないですか。そこで変わったこととかありましたか?

夏木:(会場によって)全部空間がちがうので全部作り直したんですよ。それがおもしろいっちゃおもしろいんですけど時間もかかっているし、クリエイションもちがってくるので大変勉強になりました。

Licaxxx:印象派って名前だけ聞くと、コンテンポラリー・コンテンポラリーな感じなのかなって一瞬思うんですけど、でも現代のオマージュみたいなモチーフがはいってきたりだとか、かなりいろんな要素が混ざっているなと思って・・・

夏木:今はほとんどダンスシアターみたいになっていて、チームのマリナツキテロワールというメンバーと一緒に作っている作品なんだけども、逆にパリにいくと、モネ(クロード・モネ)やマネ(エドゥアール・マネ)などの時代の印象派を想像してくださって、もうちょっとやわらかい作品なんですか?っていう印象の答えをいただくんですね。だけど作品を見てもらうと、日本の演劇界からするとアヴァンギャルドな方になると思うんですね。だからわりとみなさんびっくりされるんですね。でなぜ印象派って名前をつけたかというと、モネやマネが昔、宮廷画家で雇われていた身だったんだけどそれがイヤで或る日突然みんなでMOVEMENTを起こして太陽の光で絵を描いてみようっていうその反骨精神があるっていうのを何かの記事で読んで。私も印象派を作る頃、演劇界にいろんな想いがあって、ちょっとつっぱってた頃だったから、反抗心があって演劇界に一石を投じよう、なんて大それたことを考え、それでさっきの話にインスパイアされて、印象派ってタイトルをつけたんですよ。それで今回が3作品めの童話シリーズなんですね。変遷はしているんだけど私が今ここにいられるっている軸みたいな作品なのでこの何十年かは印象派によっていろいろ学習してきたり気持ちも整理してきたり、印象派によって鍛えられたってところが大きいと思います。

Licaxxx:いろんな視点も養われるし、考え方とか見方がかわる感じなんですかね。
<声優>

Licaxxx:わたしが夏木マリさんを知ったのは、千と千尋の神隠しの湯婆婆のときだったんですよ。この夏も新作のアニメ映画「フェリシーと夢のトウシューズ」でも声優をされていますよね。どんな役だったのですか?

夏木:フェリシーというバレリーナを目指す女の子がパリで冒険する話なんですよ。シチュエーションもまだわたしたちが知らないパリを彼女は冒険していって夢を掴む、元気がでるお話なんですが、私は、フェリシーと敵対するスパイシーな役です。自分にも娘がいるんだけど、天才少女フェリシーがあらわれたことによって狂気を見せるっている ル・オー夫人の役をやらせていただいています。

Licaxxx:私、拝見させていただいたんですけど・・・怖いですねー(笑)

夏木:でも私、あのビジュアル好きなんですよ。もし実写があったらあーいう格好するだろうなっていう、すごくやりたい役だったので、あのお話をいただいた時はすごくうれしかったです。

Licaxxx:ハマリ役でした!

夏木:そうでした!?(笑)8月12日からみていただけるのでぜひ。夢を持つことは大事だなって思えるすばらしい作品になっています。
<りんご>

Licaxxx:夏木さん、りんごモチーフ多くないですか?「朝はりんごを食べなさい」っていうミニアルバムも出ていますし。

夏木:多いんですよ。大好きなんです!朝はりんごしかたべないんだけど、MAGICAL MEETING TOURっていうライブツアーを3年前からはじめたときに、ライブ終わったあとにミーティングをするんですよ。ファンの人と、Q&Aみたいな。その時の質問が朝、何食べてるんですか?とか美容系の質問が多かったの。それで毎回朝りんごを食べてるのよーって言ってたらこれ、詞にしたらはやいなとおもって、それで書いて、ゆずの岩沢厚治さんに持って行き、曲作ってってことでできたのが、「朝はりんごを食べなさい」っていう曲なんです。だからこれツアーからうまれた曲なんですよ。

Licaxxx:PVにもりんごがいっぱいでてくるし、リンゴスターのオマージュなんかもあっておもしろポイントがたくさん隠れている曲だな、と思いました。
<夏木マリのSTYLE>

Licaxxx:舞台に映画に音楽に・・・いろんな形で表現されていますが、原動力ってなんですかね。

夏木:好奇心かしらね。好きってこともありますよね。

Licaxxx:これからもこだわり続けたいSTYLEってありますか?

夏木:私くらいのお年頃になるとシンプルにいくことが一番ですよね。やっぱり持ち物も多くなるし、考え方も頑固になっていくからそこをフレキシブルにどんどん捨てて行ってフットワークよくっていうのがいいかなって。だから友人も少ないですよ(笑)少数制っていうか・・・(笑) 
<夏木マリさんをお迎えして>

夏木マリさんのSTYLE・・・シンプルに生きる・・・
これって一番難しいことですよね。生きている上で煩悩と欲望といろいろ渦巻いてる中で自分のやりたいこと、余計な要素をそぎ落として核になることをみつけるっていうのは大変なことだと思うんですけど、一番やらないといけないことで、そこがしっかりしていると、何をやっても【夏木マリ】になるっていう!わたしも【Licaxxx】になれるようにシンプルに生きることを心がけて頑張っていきたいと思います。夏木マリさんすごくやさしくてはなしやすい方で・・・うれしかったです。緊張しましたけど(笑)

◆夏木マリホームページ
 http://www.natsukirock.com

◆映画「フェリシーと夢のトウシューズ」8月12日(土)公開
http://ballerina-movie.jp

◆印象派NEO
http://inshouha-neo.com