RINREI CLASSY LIVING

RINREI CLASSY LIVING

2018.05.05

今夜のゲストは、ピアニストの仲道郁代さん♪

昨年デビュー30周年を迎えられた、ピアニストの仲道郁代さんをお迎えして、多彩な企画のもと、数多くの演奏活動を展開されているその充実した音楽生活や、ピアノに賭ける夢を伺ってみました。

http://www.ikuyo-nakamichi.com/

CLASSY ESSAY HARUKA KOUSAKA

番組後半にお送りしている、音楽ライターでクラシック・ソムリエの高坂はる香さんによるクラシックの豆知識や、季節ごとの注目のトピックスなどを紹介する 「CLASSY ESSAY」。今回は「鯉にまつわるクラシック」です。

今日は子供の日、端午の節句です端午の節句といえば、空にはためく鯉のぼり。今回は、鯉にまつわるクラシックをお届け。

今年はドビュッシー没後100周年ということで、さまざまな演奏家がドビュッシーを取り上げているので、演奏に触れる機会も多いのではないでしょうか。そんなドビュッシーが生きた20世紀初頭、パリでは、万国博覧会やヨーロッパに渡った浮世絵の影響で東洋趣味が流行していました。ドビュッシーもこうした異国の文化に触れ、そのインスピレーションをもとに作品を書いています。

そのひとつが、1903年に作曲された「版画」からの第1曲「パゴダ」。1889年の万国博覧会で、ドビュッシーはジャワのガムラン音楽を聴いて衝撃を受け、東洋の風景や鐘の音の響く空気感を音楽で再現することを目指したといいます。

もうひとつ、東洋趣味が色濃く反映されているのが、1907年に作曲された「映像」第2集。全音音階を巧みに用いながら、遠くに響く鐘の音を再現するような第一曲「葉ずえを渡る鐘の音」、寺の向こうに月が沈んでいくという静かな風景を音楽で表した、第二曲「荒れた寺にかかる月」。そして、第三曲が、日本の漆絵で描かれた金色の錦鯉にインスピレーションを得て作曲されたといわれる、「金色の魚」です。その音楽は、生き生きと今にも動き出しそうな姿で描かれた錦鯉を彷彿とさせます。

今回は、2015年ショパン国際ピアノコンクールの覇者、チョ・ソンジンの演奏で、ドビュッシーの「金色の魚」をお聴き頂きました。