RINREI CLASSY LIVING

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2017.05.06

今夜のゲストはヴァイオリニストの古澤巌さん

第6回目となる今夜のお客様は、ヴァイオリニストの古澤巌さん。

独自の世界を切り開いてきた古澤さんの音楽的感性、
そして、クラシックカーからサーフィンまで!
こだわりにこだわってるという趣味の世界のお話も伺いました。

4月にリリースになったNEWアルバム『愛しみのフーガ - Mr.Lonely』も
ぜひチェックしてください♪

CLASSY ESSAY HARUKA KOUSAKA

今年の本屋大賞に、ピアノコンクールを舞台にした恩田陸さんの小説「蜜蜂と遠雷」が選ばれました。直木賞に続き、史上初のダブル受賞です。振り返ると、昨年の本屋大賞も、ピアノ調律師を主人公とした宮下奈都さんの「羊と鋼の森」でした。そこで今回は、今どうやら注目を集めているらしい、ピアノという楽器についてご紹介します。

演奏家の中でもピアニストは特別で、ふつうコンサートに自分の楽器を持っていくことができません。ホールのピアノをうまく弾きこなすことも、重要な才能のひとつ。そんなとき強い味方となるのが、調律師の存在です。彼らは音にズレがないようピアノを整えるだけでなく、プログラムに合ったより良い音色や、弾きやすい鍵盤のコンディションを整えることも求められます。演奏家並みの鋭敏な耳と感性が必要な仕事です。

ピアノは300年ほど前にイタリアで生まれた楽器で、日本のヤマハやカワイの楽器が世界水準のコンサートピアノとして認められてまだ50年ほど。そんな中でも、今や、日本の調律師は世界でその技術力を認められていて、それは日本人ならではの器用さや繊細な感性が向いているのではとも言われます。

来る5月18日、豊洲シビックホールでは、100万人に一人の耳を持つと言われる調律師、越智晃さんのお話を聞けるイベントがあります。ロシアのピアニスト、エフゲニ・ザラフィアンツさんが、イタリアの「ファツィオリ」のピアノでリサイタルを行い、そのあと美しい音の秘密について、二人のお話を聞くというものです。このトークセッションでは私がナビゲーターをつとめますので、小説を読んでピアノの世界に関心を持ったという方、ぜひ遊びにいらしてください。

今回はそんなザラフィアンツさんの演奏で、ロシアの作曲家、ラフマニノフのピアノソナタ第2番をご紹介します。ラフマニノフは優れたピアニストで、2メートル近くの長身、手も大きかったことから、ピアノのパワーや表現力が存分に発揮される優れた作品を多く書きました。