RINREI CLASSY LIVING

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2017.04.15

今夜のゲストは書家の紫舟さん

第3回目となる今夜のお客様は、書家の紫舟さん。

スタジオにて。紫舟さん愛用の筆をなんと村治さんにプレゼント!

CLASSY ESSAY HARUKA KOUSAKA

4月も今日で折り返し…春も本番となってきた今夜は、春の鳥にまつわるクラシックの作品をご紹介します。

鳥の歌声に魅了された作曲家は数多くいますが、特に有名なところでは、20世紀フランスの大作曲家オリヴィエ・メシアンがいます。彼はさまざまな鳥のさえずりを楽譜に書きとって、そんな鳥たちの歌をモチーフにピアノ独奏曲『鳥のカタログ』をはじめ、実に多くの鳥にまつわる作品を残しました。

このメシアンの例は特別にしても、美しい歌声を持つそれぞれの鳥の鳴き声からインスピレーションを得て書かれた曲はたくさんあります。中でも、春を告げる鳥とされる「ひばり」をテーマにした曲は、メシアンの作品はもちろん、他の作曲家の手による曲もいくつもあります。その中から、イギリスの大作曲家、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの「あげひばり」をご紹介します。

英語のタイトルは「The Lark Ascending」、上昇するひばり、舞い上がるひばりですが、日本では、春の季語である「あげひばり」という題名が親しまれています。イギリスの作家、ジョージ・メレディスの同名の詩から着想を得て書かれた作品で、楽譜の冒頭には、大空にむかって伸びやかに舞い上がり、歌うひばり、そして人々が生活の営みを送る大地のさまが描かれたこの詩が引用されています。伸びやかなヴァイオリンが、旋回するひばりの軌道と歌声をあらわすような、とても美しい曲です。