2016年03月20日

V.I.P.第74夜・・・「必要以上に裕福になると音が濁ってくる。 金に心を売った音になっちゃうと、すぐ分かる。 だから、一介のラッパ吹きだと知ることが大事なんだよ。」

今日は豪華にダブルゲスト!!

1時台にはorigami PRODUCTIONS所属、注目のキーボーディスト・Kan Sanoさんが
やっと!やっとスタジオに来てくれました!!

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Q.気鋭のキーボーディストとしてあちこちから引っ張りだこのKan Sanoさん、
“バークリー音楽大学ピアノ専攻ジャズ作曲科を卒業”とのことですが?
「ピアノの基礎、技術がないまま行ったので大変でした。1日中練習してましたね。
あの頃は上原ひろみさんがギリギリかぶっていて、
あとコトリンゴさんとEsperanza Spaldingも一緒でしたね。」


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♪Chameleon / Herbie Hancock
〜大学時代から現在に至るまで、ずっと大事にしているナンバー〜

Q.去年、新作を制作中と言っていましたが?
「作ってい入るんですけど・・・まだ完成していません。。
今回もいろんなシンガーの方に歌ってもらっていますし、
自分も半分くらい歌ってます。2011年くらいから自分も歌うようになって、
最初は自分の声を加工して、サウンドの一部として使っていたんですけど、
それがどんどん加速していってますね。」

生放送中にV.I.P.メンバーでコーラスも録ったあの曲‼
ちょっとだけ聞いていただきましたが、いかがでしたか?
タイトルは「Awake your mind」!覚えておいてくださいね♪

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*。.* .。念願のスタジオライヴ、素敵でした*。.* .。
【Kan Sano-Studio Live-】
♪Here and Now
♪Go Nowhere
♪Everybody Loves the Sunshine

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【Kan Sano-Live Info-】
▼「下北沢レコード presents “In the Air”
日時:4月5日(火) Open 19:00/Start 19:30
会場:下北沢 440
出演:Kan Sano/長谷川健一/torimtorishuk
料金:Adv.\3,000(+drink)/Door \3,500(+drink)


▼「Kan Sanoソロピアノライヴ
日時:6月4日(土) Start 19:30
会場:[金沢] オヨヨ書林 せせらぎ通り店
出演:Kan Sano
料金:\3,000


▼「Chara x 韻シストBAND “LIVE LIFE 3 〜Birdfunk〜”
・5/27 (fri.), 28 (sat.) @ [東京] BLUE NOTE TOKYO
・6/10 (fri.), 11(sat.) @ [愛知] NAGOYA Blue Note
・6/13 (mon.), 14(tue.) @ [大阪] Billboard Live OSAKA
・6/26 (sun.) @ [神奈川] Motion Blue yokohama
※キーボディストとして参加!

kan3_sacho.jpgのサムネール画像

Kan Sanoさん、ありがとうございました!!新作の完成を楽しみにしています♪

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番組後半では、日本ジャズ界のレジェンド!!日野皓正さんとのインタビューを
お送りしました。5歳からタップダンスを始め、9歳からトランペットを手にし、
中学3年生からプロとして活動、現在73歳という日野さん!
ご自身もおっしゃっていましが・・・神ヤバ、鬼ヤバのキャリアです!

【日野皓正-Interview-】
Q.昭和30年13歳で米軍キャンプのダンスバンドでミュージシャンとしての活動を
スタートということですが、米軍キャンプに行くということは、
当時の子供にとってどんなこと?
「ジャズは子供の頃から聞かされていたので、特に違和感はなかった。
タンプダンサーの父が、羽田飛行場(当時米軍)の司令官に『息子にタップダンスを
教えて欲しい』と頼まれて、アメリカに行ったりしていた。僕の誕生日に家に帰ると、
車のおもちゃやアメリカの食べ物を持ってきてくれた。それが普通に思えたのは、
父がタップダンスの映画などアメリカの映画しか連れて行かなかったから、
自然とアメリカ文化に慣れちゃっていたんだと思います。」


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Q.初めて海外に行ったのは?
「初めてヨーロッパに行ったのは、72年の白木秀夫クインテットで
ベルリン・ジャズ・フェスティバルだけど、69年にアメリカに行ったのが
一番最初の海外だと思います。新宿のジャズ大賞をいただいて、
アメリカ行きのチケットをもらったんです!憧れのマンハッタンに着いて、
オレンジジュースを弟に買おうとしたら・・・そこに置いていたトランペッターが
盗まれているんです‼必死で探したんだけどなくて、結局楽器屋さんで買って、
レコーディングに間に合ったんですよ。中村照夫の家に初めて行って、
フリージャズをやろうという話になった。すると、サックスのSteve Grossmanが
トランペットを吹いていた。最初は鼻で笑われていたけど、
弟がドラムを叩き出したら、急にサックスを本気で吹き出して、
俺もサックスを吹き出して・・・それから和気あいあい!
その時に録ったのが『Journey To Air』というアルバムです。」


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♪ Free Mandela / 日野皓正
「1990年、テレビをつけるとネルソン・マンデラ氏が27年間の投獄が終わって
出てきた記者会見があった。無実の罪で27年間も入っていた!?
すごい人だなと思って、すぐ曲を書かなきゃと思ってその場で書いた曲です。」

Q.菊地雅章さんに「NYに来い」と言われ続けていたこともあり、
日野さんは1975年6月10日、家族を連れて、拠点をNYに移します。NYでの生活は?
「一軒家で生活をしながら、Jackie McLeanのバンドとGil Evansのビックバンドに
声をかけられ働くことになったが・・・一晩で15ドルしかもらえなかった。
Jackie McLean のバンドは2週間仕事があって、その時のクラブにCharles Mingusは
ブラブラしてるし、San Raはいるし、Art Blakeyもウロウロしてた!
この国すげーなーって思った!!」

Q.NYで精力的に活動をするに至り、日野さんを掻き立てた原動力は?
「僕が課せられた運命の仕事。”お前はラッパを吹け”と言われているから、
一生を通してやっていかなきゃいけない。そのためにいつも感じるのは、
いろんな人・社会を見ていて、プロフェッショナルと言える人が
どのくらいいるのか、ほとんどはまやかし。そういう人ばかりの中で、
プロフェッショナルをやるということは”命を張る”と言うこと。
今中学性にジャズを教えていますが、
その中で言っていることは

”一音に命を張れ!12歳だったら12年を一音、全部にやれよ”

”100人敵を作れよ、100人敵を作ると1人すごい味方がやってくる。
そいつを大事にすれよ”

ジャズを教えるということは、僕にとってはプロフェッショナルイズム、
「人間を教える」ということしかない。
ジャズというのは心、人間がやっているんだから。」

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♪ Never Forget 311 / 日野皓正
「3月11日に起きたことは、一生のことだと思っている。
当時レコーディングに入った時にリハーサルで、俺たちには1曲ファンキーな曲が必要だ、
グルーヴなやつを作ろうという話になった。Fried Prideの横田くんが持ち帰って、
後日すごい良い曲に仕上がっていた。それでこの曲の印税を子どもたちに、
という話に全員が同意して完成した曲なんです。」


Gilles Peterson presents WORLDWIDE SESSION 2016
日時:5月4日(水・祝)START 15:00〜
会場:新木場Studio Coast
出演:THE SUN RA ARKESTRA featuring Maestro MARSHALL ALEN、
Miguel Atwood-Ferguson、Gilles Peterson、松浦俊夫、
SOIL&PIMP SESSIONS、日野皓正


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「音楽というのは、人の心を簡単に最初に癒すことができるカテゴリーだと
思っているので、これからも一生懸命やっていきたいと思っています。」

日野さん、貴重なお話ありがとうございました!!
日野皓正 - TERUMASA HINO HP


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【V.I.P.から重要なお知らせ】

V.I.P.は来週3/26(土)が最終回となります。
ラストということで、来週はSOILのメンバーの有志が番組に来て、
ニューアルバム「BLACK TRACK」の全貌を少しだけ聞けちゃうカモ!?
最期なので楽しいことをしちゃおうと考えています!
ラストのV.I.P.もグラス片手にぜひお付合いください!!

STAFF| 03:30 | カテゴリー: