V.I.P.第71夜・・・「私は今でも絶えず知らない人に話しかける。 それが未知の扉を開くことに他ならないから。」

今宵のV.I.P.はフレンチ特集でお送りしました★

まずは、フランス・パリの名門インディレーベル「サラヴァ」の50周年を記念して、
【サラヴァ特集】!ゲストには音楽業論かの松山晋也さんをお迎えしました!
松山さんは、サラヴァ50周年を記念してリリースされるコンピレーション
『パリ18区、サラヴァの女たち』の選曲を担当されています。


matsuyama2.PNG

【サラヴァ・レーベル50周年記念特集〜音楽評論家・松山晋也さんに質問!〜】

Q. ピエール・バルーがサラヴァを作った時のエピソードは諸説ありますが、本当は?
「映画『男と女』にピエール・バルーは出演かつ音楽も書いていたんですが、
映画の製作途中に資金がなくなったんです。
その打開策として、すでに彼が書いていた楽曲の版権をカナダの音楽出版社に売り、
そのお金で残りの映画を製作し続けたんです。
1965年にサラヴァ音楽出版会社を立ち上げ、無事に映画が完成。大ヒットした!
彼の元に印税が元に翌年、音楽レーベルを立ち上げようとなった、
自分の好きな作品しか出さないというポリシーでスタートしたんです。」

Q.レーベルとしての音楽の特徴は?
「ピエール・バルーがパリで活気のあったジャズの文化で育ったというのもあり
ジャズの作品が多かった。また彼はブラジル音楽をフランスに持ってきた代表格なので、
ジャズ、ブラジル音楽、シャンソンが大きな柱になっていましたね。
他にはアフリカやカリブ系のエスニックな音楽などですね。」

Q.レーベルの創始者であるピエール・バルーと松山さんは親交が
深いとのことですが、どんな方ですか?
「誰とでも仲良くなれるオープンマインドな方です。
2000年代に入ってからは新宿の家とパリの自宅を行き来していたんですよ。
新宿の家には「ポレン(花粉)」と書いていたんですが、つまり花粉のように
風にのってどこにでも飛んで行って花を咲かせるという、
彼の根本的な哲学だと思うんです。」

Q.サラヴァにどんな想いを込めていたんでしょうか?
「基本的には売れる売れないは関係なく、彼が好きな音楽だけを出す。
彼がよく言っていたのは、『キング・オヴ・スロー・ビズ(スロウ・ヴィズの王様)』。
サラヴァの一つのテーマとして、ゆっくり、じっくりやっていくという、
サラヴァの一つの哲学があります。
またサラヴァとは、ブラジルの言葉で“神の祝福あれ”という意味だそうです。」

Q.松山さんとサラヴァの出会いは?
「70年代後半に ブリジット・フォンテーヌの『ラジオのように』を聞いたのが
きっかけです。『ラジオのように』は、アメリカのジャズ集団がパリで
活動していた際、よく使っていたサラヴァのスタジオで、
ピエール・バルーが彼らのリハーサルを見ていた時に、ブリジッドの歌声と
彼らの演奏を組み合わせたら面白くなるんじゃないかと閃いて、
一緒にやってみないかと声をかけて生まれたそうです。
ほぼ即興で出来上がった曲らしいですよ!音楽のマジックですね!」

Q.サラヴァの波乱万丈時代とは?
「70年代半ばまではかなりたくさんの作品を出していたんですが、なかなか売れず、
経営も厳くなり、一気に経営が傾いた。80年代頭に日本から一緒に作らないかと
オファーあり、 ピエール・バルーは東京に来て、坂本龍一さんなどと交流し、
アルバム『ル・ポレン(花粉)』を作った。それをきっかけに日本と深い
つながりを持ったんです。それ以降、日本では途切れることなくサラヴァは
配給をしていた。前にピエールが『ここまでサラヴァを続けられたのは、
間違いなく日本の多くのファンの根強い支持があったからだ』と言っていました。」

Q.松山さんが選曲を担当したコンピレーション
『パリ18区、サラヴァの女たち』について。
「まず18区というのは、パリの北の方で移民が多いエリア。
最初にサラヴァが事務所を構えたのが拠点であり、重要なエリアというのが18区。
サラヴァは女性の作品でいい曲が多い。女性ならではの、しなやかさや軽やかさ、
強さ、規制にしばられない自由さがサラヴァの哲学に合っていると思うんです。」


18 jake.jpg

♪お前に生ませた子供 / ブリジット・フォンテーヌ&ジャック・イジュラン
♪仮面の夜 / ドミニク・バルー&ピエール・バルー
AL『パリ18区、サラヴァの女たち』( 3/2リリース)


Q. Naná Vasconcelosを発掘したのが、 ピエール・バルー?
「正確には発掘というのかは違うかもしれませんが、世界に広めたのは
ピエール・バルーといっていいと思います。世界で初めてビリンバウだけの
アルバムをサラヴァから発表しましたし、特に1枚目の『アフリカデウス』は
ビリンバウ一色でものすごくアバンギャルドな作品ですよね。
彼らの出会いは、ナナがパリにとどまって活動をしていこうとしていた際、
友人に「パリに行くならピエールに連絡をとったほうがいいよ」と言われ、
ピエール・バルーに連絡をとったんです。ナナの演奏を聴いた彼は
「すごい!すぐアルバムを作ろう!」となり、
それで出来上がったのが『アフリカデウス』なんです。」


nana jake.jpg

♪Pinote / Nana Vasconcelos
『ナナ=ネルソン・アンジェロ=ノヴェリ/アフリカデウス』
※このアルバムは4/6に再発されます!


Q.最後に松山晋也さんが思う、“ ピエール・バルーにとってのジャズ”とは?
「ピエール・バルーは10代からずっと旅をしてきている。
彼の大切なポリシーの一つが“一期一会”。路上にいて旅をし続けて、
一瞬一瞬の出会いを大切にするというのが彼の人生だと思うんですけど、
その中で出会った素晴らしい音楽家を彼はサラヴァで紹介してきた。
路上での一期一会、そこで出会う音楽、
それが全て彼にとってはジャズなんじゃないかと思います。」

matsuyama_sacho.PNG

松山さん、深いお話ありがとうございました!
⬛︎松山晋也--Facebook Page--
⬛︎コアポート/SARAVAH

******************************

サヴァ缶を食べ比べしながら、おフランス系の注目アーティストをご紹介♪

【フレンチ特集〜サヴァ缶食べ比べ〜】

saba1.jpg

1.キョクヨー「さば水煮」


saba2.jpg

2. 宝幸「さば水煮 国産さば使用」


saba3.jpg

3. マルハニチロ「 月花 さば水煮」


saba4.jpg

4. 伊藤食品「美味しい鯖水煮」


saba5.jpg

5. 鯖フィレ エクストラバージンオイル


saba6.jpg

6. Ça va?缶


【フレンチ特集〜Music〜】

m1.jpg

1.Birds, Pt. I / Chassol
奇才キーボードプレイーヤー、作曲家のクリストフ・シャソルこと CHASSOL!
昨年リリースされた最新アルバム『Big Sun』が、イギリスのラジオ局、
ジャズFMによる「JAZZ FM AWARDS」にノミネートされたそうです!
⬛︎Chassol HP

m2.jpg

2. Mr.Fish / Michelle Michina
日本人とフランス人の両親を持ち、ふたつの異なる国のカルチャーで育った
シンガーソングライター、Michelle Michina。
来月3月17日(木)、代官山の「晴れた空に豆まいて」で
ミシェル・ミチナ・トリオ ツアー2016「息吹」が決定しています★
⬛︎ Michelle Michina HP


m3.png

3. Rest of My Life / GUTS
現在進行形のジャズ/ファンク・サウンドをリリースするフランスの名門レーベル
「Heavenly Sweetness」から、ソロアーティスト・GUTS。
EP『Peaceful Life』は今月リリース、フルアルバムは4月リリース予定★
⬛︎GUTS紹介ページ


m4.jpg

4. Oya (Live Version) / ibeyi
From France and Cuba! の<ナオミ・ディアズ>と<リサ=カインデ・ディアズ>
による双子デュオibeyi。
来週火曜日はビルボードライヴ東京で初の単独公演!!
⬛︎ibeyi紹介ページ


m5.jpg

5. Chaghaybou / TINARIWEN
先月、35年に及ぶキャリアにおいて初となるライヴ・アルバムを発表。
その名も、『不屈の魂〜ライヴ・イン・パリ』デーモン・アルバーンから、
トム・ヨーク、サンタナ、ロバート・プラント、
ブライアン・イーノにボノまでが絶賛する、沙漠のグルーヴ!
⬛︎TINARIWEN HP

いかがでしたか?皆さんもぜひサヴァ缶の食べ比べしてみてくださいね★

STAFF| 03:03 | カテゴリー:

2016年 3月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    


 

最新記事