2015/1/30 フィンランド ヘルシンキ

北欧フィンランドの首都、ヘルシンキ。
港の近くにあるマーケットの広場で、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。あたたかいスープを飲もう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はフィンランドの首都、ヘルシンキです

建物の高さが制限されているため、中心街にも高いビルはなく、広い道路と、整然とした街並みが美しいヘルシンキ。美しい白亜のヘルシンキ大聖堂がランドマークです。
冬は地面に積もった雪に音が吸収され、繁華街は建物の中も外も、驚くほど静かです。

2012年にワールド・デザイン・キャピタルに選ばれたヘルシンキ。ダイアナ公園周辺のデザイン・ディストリクトという地区では、最先端のファッション、家具、アンティーク、家庭用品などなど、スタイリッシュなブティックやギャラリーが軒を連ねます。

またバルト海に面したヘルシンキは、港の先に浮かぶ島々にもたくさんの観光スポットがあります。気温が低い真冬は、フェリーがそれらの島へと渡るのに、砕氷船のように、海面の氷を割りながら往復することもしばしば。
そして港の広場では、朝早くから市場が開かれ、新鮮な海産物など、さまざまなものが売られます。

冬の朝はスープで暖まりましょう

フィンランドの定番スープは「ロヒケイット」。
サーモン、ジャガイモ、ニンジン、そして玉ねぎや長ネギなどを煮込んだ、やさしい味のクリームスープです。

味のベースは「カラソッパ」という魚のスープストック。そして仕上げには、必ずハーブのディルを散らします。爽やかなディルの香りがアクセントとして欠かせません。

フィンランド版お袋の味ともいえる、定番のスープで、レシピは各家庭で少しずつ異なるようです。
クランベリージュースをベースにした、甘酸っぱいホットドリンクの「グロッギ」と一緒にどうぞ。

フィンランド版お袋の味「ロヒケイット」。
真冬には港にいる船員さんに朝食として配達する姿も見られます。