2015/1/9 世界の風邪対策事情

寒い毎日が続いているので、風邪が流行っています。
お正月休みも風邪をひいていたという方もいらっしゃるでしょう。
風邪の予防対策は万全ですか?
あの国の「風邪対策」はどんなものがあるあるのでしょうか?
今朝も2つの国をコネクト。

日本と違う風邪予防法はありますか?

カナダ、バンクーバー。窪田誠さん
「あります」

日本との違いはどのようなところですか?

世界共通と思われるのは、うがいと手洗いです。これは幼稚園に入る前から子供にはしっかりと教えています。通っているオフィスビルの入り口にも殺菌ジェルがおいてあり、一般的に菌を寄せ付けないのは日本と一緒です。

日本と大きく違うところとして、カナダの人々はマスクをしません。特にバンクーバーはいろいろな人種が生活していますが、町を歩いていても見かけることはありません。時々している人を見ると変な目で見られます。

カナダならではの予防法とはどんなものですか?

風邪の引き始めに病院に行くとジンジャーエールを飲めとドクターに言われた事がありました。ジンジャーエールはカナダでできた炭酸飲料ですが、生姜は風邪に効くという話もあり、その昔はドラッグストアで売られていたそうです。水分補給と言う意味とさっぱりした口当たりと生姜のピリッとした感じが確かに風邪に効く感じがします。

もう1つ、カナダではコールドFXと言うサプリメントがあり、これもカナダ発祥のサプリです。スポーツのナショナルチームやプロホッケーチームも採用しています。これは朝鮮人参を原料としたサプリでカナダでは子供から大人まで飲まれています。このサプリはアンチドーピングも認めている成分だそうです。

日本と違う風邪予防法はありますか?

フィンランド、エスポー。遠藤悦郎さん
「あります」

日本とどのように違いますか?

一般的には日本と同じで「手洗い」そして「水分補給」ですが、「身体を強くして風邪を予防しよう」というアプローチとしては、アヴァントと呼ばれる寒中水泳をする人が結構います。

凍った海や湖の氷を割って穴をあけ、その下の凍っていない氷温の水の中を泳ぎます。上がったらサウナで身体を温めるのが人気ですが(これなら私もやったことがあります)場所によってはサウナがないので、単に服を脱いで氷水に浸かり、そのままタオルで身体を拭いて服を着るだけという人もいます。なぜか理由はわかりませんが、中高年の女性が好んでよくやっているようです。

子供の頃から寒さには慣れているんですか?

「寒さにも強く、身体の丈夫な子に育てるため」と言って「零下の外気の中、ベビーカーの中で赤ちゃんを寝かせる」という事をします。赤ちゃんにはぐるぐるに防寒着を着せ、顔だけは出ている状態です。その間、親は暖かい部屋の中……

専用のベビーモニター(音を中継するトランシーバーのような無線式のもの)でチェックして、起きて泣いたら見に行きます。マイナス5度から10度くらいまでなら結構やっているようで、これがまたよく眠るのです。アメリカとかだったら児童虐待で捕まりそうですが、ここでは一般的です。