2014/12/19 スイス バーゼル

スイス北西部の街、バーゼル。
ライン川のほとりで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。しっかりと朝ごはんを食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はスイスの北西部にある、バーゼルです

ドイツ、フランス、スイスの3つの国の国境が接するバーゼル。大型の船でライン川を遡る事が出来る一番上流にある港町として古くから栄えました。

中世からは、学術や文化の中心地として発展。歴史が感じられる旧市街と、近代建築の街並みがバランス良くまとまっていて、美しい街として人気です。
市民が作ったヨーロッパ初の美術館をはじめ、漫画博物館、紙の博物館など、個性的なミュージアムもあります。

ヨーロッパ主要都市からのアクセスがよいので、国際会議や見本市もよく行われるバーゼル。
中でも3月に行われる『バーゼル・ワールド』という、時計と宝飾品の見本市は、バイヤーだけでなく、一般にも公開されていて、世界最大級の規模を誇ります。

朝はジャガイモの「レシュティ」が欠かせません

ジャガイモをすりおろして、塩・コショウで味を整え、オリーブオイルなどを敷いたフライパンで、両面をしっかりきつね色になるまで焼くジャガイモ料理が「レシュティ」。スイス人にとっての、いわば国民食といえそうです。

「レシュティ」そのものがメインになるというよりは、付け合わせとしてハムやソーセージなどの肉類に必ずと言っていいほど添えられます。

ジャガイモだけというシンプルなものが基本ですが、タマネギやベーコン、チーズやりんごなど、家庭によって様々な材料を追加することもあります。

たっぷりとグレービー・ソースなどをかけましょう。
そしてライ麦のパン、コーヒーと一緒にどうぞ……

ジャガイモは生のままか、茹でたものを調理するか、そして、どういう種類のジャガイモを使うのか……スイス国民の間では議論になるのだそうです。