2014/11/28

冬季オリンピック招致に札幌市が名乗り

きのうの札幌市議会で上田文雄市長が2026年の冬季五輪の招致に乗り出す意向を正式表明しました。IOC(国際オリンピック委員会)これを受けて、「五輪の開催に関心を持ってもらえることは、うれしいこと。国内立候補都市にどの都市が選ばれても日本が強力であることに疑いはない」とコメントしました。ソチ五輪でのメダリストのスキージャンプ男子の葛西紀明選手は「できれば選手で出たい」と冗談交じりに意欲を示していますが、冬季オリンピックはアジア開催が続くため、実現に向けてはハードルがありそうです。

羽生選手、復調をアピール

フィギュアスケートのグランプリ・シリーズ第6戦、NHK杯は今日から、大阪のなみはやドームで始まります。日本選手はきのう、公式練習と記者会見でした。中国杯で中国選手と激突して負傷した羽生結弦選手は午前の練習を休み、午後の練習で4回転トーループや3回転半ジャンプを成功させ回復をアピール。12月にバルセロナで行われるファイナルに出たいという思いから出場を決断。「万全な調子でなく体力も落ちているが、今できる最高の演技をしたい」と意気込みを語りました。

バドミントン、リオ五輪は現行の21点制で決着

BWF(世界バドミントン連盟)はきのう、試合時間短縮に向けて、2016年のリオデジャネイロ五輪を見据えて行う予定だった、新たな得点方式の導入時期をリオの五輪後に先送りすると発表しました。これは現行の21点3ゲーム制から、11点5ゲーム制で行うというもので、世界ランキングで五輪出場権争いが始まる来年5月からの採用を目指しましたが、時期尚早と判断。BWFの会長は「よりエキサイティングで楽しめる競技にするため、細部の調整を続けたい」と説明しています。

日本のプロ・バスケットボールリーグ

ナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)とターキッシュエアラインズbjリーグ。この二つのリーグが国内に存在する日本のプロ・バスケットボール。2つのリーグの統一をまとめきれない協会の統治能力などを問題視され、国際バスケットボール連盟(FIBA)から、無期限の資格停止処分を科されることになりました。

日本バスケットボール協会の丸尾充会長代行は、きのう会見を開き、「選手やバスケ関係者におわびしたい」と陳謝しました。今後は組織改革のためFIBAから人材が派遣されるということは決まっていますが、時期や狙いなど詳細は不明。処分解除に向けたスケジュールについても「何をやるか確認し、次のステップになる」と話すにとどまっています。

今回の資格停止処分が続けば、日本代表チームは、男女とも国際試合に出場できず、来夏ごろとみられる2016年リオデジャネイロ五輪の予選にも出場できません。