2014/11/21 シャビの言葉

今朝は、シャビエル・エルナンデス・クレウスをピックアップ!

元スペイン代表、バルセロナ所属のミッドフィールダー!
シャビことシャビエル・エルナンデス・クレウス!

パスサッカーで世界を制したスペイン代表。そして、一時期はその攻撃力で本当に強かったバルセロナ!その中心選手が、この人、シャビ!

なんと、6歳のころから、試合でスペースの使い方を考えていたそうです!
お父さんが語っているんですが、

他の子たちがボールを追ってばかりの中、息子は広く空いているスペースを埋めていたんだ

しかも、チームのフォーメーションをノートに書いて研究をしていた!マンチェスター・ユナイテッドのフォーメーションを熱心に書いていたそうです。そして、この頃、バルセロナのスカウトが接触。早い!6歳ですよ。さすがに、このとき、父親は、「まだ早い」と断わったんですが、その後、入団テストを受けてバルセロナ入り!91年7月のこと。つまり、シャビは、11歳。

それからの数年は、バルセロナの下部組織。いわゆるカンテラでバルセロナのサッカーを学びました。ちなみに、バルセロナのカンテラが育てた選手、シャビのほか、メッシ、イニエスタ、ビクトール・バルデス、ピケなどなど……

シャビのトップチームデビューは、98年8月、リーガ・エスパニョーラとコパデルレイの優勝チームが対戦するスーペルコパのマジョルカ戦。いきなりゴールを決めました。本格的に試合に出場するようになるのは、その翌年、99年。当時、チームの中心だったジョゼップ・グアルディオラがケガ。その代役として、起用され、どんどんメインのメンバーになっていったんです。のちに、グアルディオラ監督のもと、シャビが中心となって黄金時代を築くわけですが、それを考えると不思議な縁ですよね。

ただし、バルセロナにライカールト監督がやってきてからしばらくは、シャビの出番が減ります。

シャビに光が差し始めるのは、2008年。この年、ジョゼップ・グアルディオラ監督が就任。バルセロナは、いきなり、リーガ・エスパニョーラ、コパデルレイ、さらにUEFAチャンピオンズリーグ三冠達成!ここから3年くらいが バルセロナが最も輝いた時期ですかね。リーグ3連覇、そして、チャンピオンズリーグも2010–2011シーズンにふたたび優勝しています。バルセロナの絶好調な時期は、そのままスペイン代表の大躍進と重なります。2008年のユーロ、2010年FIFAワールドカップ南アフリカ、さらに、2012年のユーロ。主要な3つの大会で連続優勝!

これを支えていたのが、シャビ!ということになるわけですが、視野がすごいらしいですね。
とにかく、チラっと見て、どこにパスを出せば良いか瞬時に判断する。

シャビはこう語っています。

どこにいつどんなパスを出せばいいのか、イメージを完璧に描くことが大事なんだ。 バルセロナでは、こういうことを徹底的に練習するんだよ。

シャビは、そうしたことを、下部組織カンテラで、そしてトップチームでは、ペップことジョゼップ・グアルディオラのプレーから学びました。シャビは、こんなコメントも残しています。

僕にとって ペップは唯一のお手本だ。
それはプレーだけでなく、ロッカーでの態度とかチームの雰囲気づくりとか、彼から学んだことはたくさんあるよ。

ちなみに、シャビがトップチームに上がりたての頃、なかなか他の選手と打ち解けられないシャビに声をかけ、チームに溶け込ませたのも、ペップことジョゼップ・グアルディオラでした。