2014/10/10 モロッコ カサブランカ

アフリカ、モロッコで一番大きな都市、カサブランカ。
モスクの大きな塔を見上げて、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。甘いお茶を飲もう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はモロッコのカサブランカです

アフリカ北西部にあって、地中海と大西洋に面した国、モロッコ。
400万を超える人々が暮らす最大の都市カサブランカは、商業や金融の中心地。名作映画のタイトルでも知られます。実際にはこの街で撮影はなかったのですが、映画の舞台となったレストランを真似て作られた、リックス・カフェがあり、外国からの観光客に人気です。

また、街の中心にあるハッサン2世モスクは、200メートルの尖った塔を持つ大きな建造物。20年前に完成したこのモスクは、建物に施された彫刻と、背景に広がる大西洋の青さが美しい観光名所です。

モロッコの一日はお茶で始まります

モロッコではコーヒーや紅茶ではなく、「アッツァイ」と呼ばれる、ミントが入った甘い緑茶を飲む習慣があります。一般的にはアッツァイ専用の道具を使い、中国の緑茶と生のミント、たっぷりの砂糖を入れてポットごと火にかけるという飲み物です。

キッチンで作るのではなく、飲む人の前で複雑な手順をふまえ「おもてなし」の意味をこめて淹れるのが特徴。
日本の茶道と同じような、ある種の文化になっています。

さまざまな道具を使って、テーブルの上で調合し、ポータブルのコンロでゆっくりと煮出していく。沸騰しない程度に、あつあつにするのが一般的です。給仕のやり方は家庭によって違うようですが、基本的に家長の男性が行うというのがしきたりだとか。

朝は小麦粉と油とバターをたっぷり使った生地を伸ばしクレープのように焼いた「ムスンメン」と一緒にどうぞ。
地域によっては、ミントの代わりにハーブを使ったり、松の実を入れたりするようです。