2014/9/19 ハメス・ロドリゲス

今朝はハメス・ロドリゲスをピックアップ!

コロンビア代表!2014 FIFA ワールドカップ ブラジル、得点王!
現在は、スペインの名門、レアル・マドリードの「10番」!
日本戦でも彼にゴールを決められました。
クイアバという町の、アレーナ・パンタナールで。

お父さんもサッカー選手でした。ウィルソン・ロドリゲス。このお父さんは、85年、当時のソ連で開催されたワールドユースにも出場したんですが、その後、お酒におぼれ、サッカー界から姿を消しました。ハメスの母親とも離婚。その後、お母さんはフアン・カルロスさんと再婚するんですが、このフアン・カルロスさんが、ハメスの才能に注目!サッカースクールに通わせたんです!

ハメスは、成長とともに、地元のサッカーチームを渡り歩きます。
そして、どのチームでも、背番号は「10」!

世界大会の経験はというと、まず、2007年、U17の南米選手権で準優勝。そして、同じ年、FIFA U17 ワールドカップのコロンビア代表に選ばれました。この活躍により、アルゼンチンのクラブ・アトレティコ・バンフィエルドというチームに移籍。ハメスは、ずっと、海外のチームでプレーしたいと思っていて、自分のプレーの動画を色々なクラブに直接送っていたそうです。このときも、育ての親、フアン・カルロスさんが動画の編集なんかをやってくれた、というエピソードも残っています。

そのかいもあって、海外のクラブ、アルゼンチンのバンフィエルドでプレー。念願の海外移籍でしたが、最初は なかなかなじめず、当時を知る人は、「ハメスはよく泣いていたし、コロンビアによく電話をかけていたよ」と語っています。

しかし、ハメス、頑張りました。
ここでの活躍が認められ、ヨーロッパへと渡ります。
2010年、ポルトガルのポルトへ移籍。
いきなり最初のシーズンのUEFAヨーロッパリーグ優勝!

2011年には、コロンビアのフル代表に選出。
最初のマッチ、ボリビア戦で、いきなりマン・オブ・ザ・マッチ!
その後、ブラジル大会の予選でも、存在感を示し続けることになります。

そして、ついに、運命の 2014 FIFA ワールドカップ ブラジルがやってきます。

コロンビアは、エースのファルカオがケガで欠場する、という不安を抱えてのワールドカップでしたが、コロンビアには、ハメスがいました!

グループステージの ギリシャ戦、コートジボワール戦、日本戦。
そして、ベスト16 ウルグアイ戦。ベスト8 ブラジル戦。
すべての試合でゴールを決めて、合計6ゴール。
大会得点王に輝きました!

でも、ブラジルに敗れて、大会を去るときは、涙を流し、こんなコメントを残しました。

「このピッチに涙は置いていくよ」

そんなハメスにコロンビアのペケルマン監督から贈られた言葉は、

「お前のプレーを見るのが楽しかった」

素晴らしいプレーで今回のワールドカップを盛り上げてくれた、ハメス・ロドリゲス。
まさに、コロンビア代表の背番号10が、印象に残る大会でした。

ハメスは、ワールドカップの活躍によって、モナコから、スペインの名門、レアル・マドリードへ移籍。
ここでも、背番号10を背負っています。