2014/8/29 世界の視聴率事情

エンターテインメントの王道といえば、やっぱりテレビですが、テレビ番組の視聴率について、日本では業界関係者以外にもかなり気にしているようです。
そんな「視聴率」事情、あの国ではどうなのでしょうか?
今朝も2カ国をコネクト。

視聴率は話題になりますか?

フランス、ニース。シリル・コピーニさん
「話題になります」

日本ではビデオリサーチのデータが発表されますがフランスはどうですか?

フランス版の会社は「Mediametrie(メディアメトリー)」といいます。
1985年に創立された会社です。もともと、ラジオとTVの視聴率リサーチを行いましたが、2000年代に入って、インターネットのリサーチまでに活動を広げ始めました。TVに関しては、フランス国内の5,000家庭(凡そ13,000人)で、調査のためのボックスを置かせてもらい、毎日調査が行われ、HPで発表されています。

視聴率にはどんな傾向がありますか?

明らかにスポーツ(サッカー)関係の番組の数字は非常に高いです。
他に高視聴率といえば、数年前からドラマ(アメリカ/フランス)、REALITY TV、クイズゲームが多いです。日本のように視聴率がいい人気の司会者があちこちのテレビ局でレギュラーを持つ事はありません。やはり視聴率が悪くて打ちきりになることはあります。

視聴率は話題になりますか?

インド、ムンバイ。ハリー・チェンさん
「話題というより課題がある」

課題とはどのようなものなのでしょうか?

制度はあるものの、広い国土のインドでは、テレビチャネルが800以上あり、言語、地域などでかなり細分化されている。視聴率調査会社の最大手は165都市から3万世帯でデータを取るが、それでもサンプル数が少ないとされています。

調査結果が疑問視されているわけですね?

本当にそのデータで大丈夫なのか、また、広告主は常に数値の正当性を疑っていると聞きます。
政府はレーティング会社の基準設定及び資本関係の明確な提示を求めはじめ、最低世帯数のデータを義務化しています。