2014/8/22

二酸化炭素を回収する技術の開発

環境省は、来年度から、ゴミの焼却施設で、「二酸化炭素」を回収する技術の開発に、乗り出します。燃やすことができるゴミの半分を占める「生ゴミ」を処理するときの「排ガス」から「二酸化炭素」だけを分離して、植物の栽培などに使えるようにする、ということで5年後を目処に実用化を目指します。

梅干しの漬け汁を再利用

和歌山県紀の川市にある 農業試験場が、梅干しを作る際に排出される「漬け汁」を利用して水田で雑草の発生を抑える方法を開発しました。梅干しの産地である和歌山県では、年間およそ1万トンの「漬け汁」が廃棄されています。これを活用することで、処理費用の節約にもつながる、ということ。

室温を調整システムの実証実験

大阪市立大学や京都大学などのグループは、複数の建物を配管でつなぎ、そこに水を循環させて、室温を調整できるシステムについて、実証実験を始めました。

一般的なビルの冷暖房は、建物ごとに冷凍機やヒートポンプで、冷やしたり温めたりした水を建物内の配管に流し、部屋の温度を調整していますが、今回の実験は、複数のビルでそれを試すところがポイント。これにより、消費エネルギーは4割も削減できる見込みです。


冷房を使う際、冷たい空気は部屋の下のほうにたまりやすくなっています。
扇風機などを使って、空気を循環させて、部屋の温度のムラをなくすと冷房の効率も良くなりますよ。