2014/8/22 エルサルバドル

中央アメリカにある小さな国、エルサルバドル共和国。
コーヒー畑を望んで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。しっかりごはんを食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝は中央アメリカのエルサルバドルです

​紀元前から開発が進んでいて、四国よりやや広い国に、​およそ630万人が暮らしています。​国土の大半が標高の高い場所にあるので、​熱帯でありながらも、内陸部はそれほど暑くなく、​乾季と雨季がはっきりしている土地柄。​まさにコーヒー栽培にうってつけなのです。​

国の花がコーヒーの花、というエルサルバドル。​総輸出量のおよそ半分をコーヒー豆が占める主要産業です。​したがって品種改良も積極的に行われています。​エルサルバドルのコーヒーの特徴は香りが豊かで、​さっぱりして、あとを引かず、まろやかな飲み心地。​これが世界中のコーヒー好きを魅了します。

エルサルバドルの国民食は「ププサ」

「ププサ」は、とうもろこしの粉や米の粉を練って、​トルティージャのように、丸くて平たい生地にします。​チーズや野菜、豆、豚肉などを乗せて丸めて団子にし、​両手で叩いて手のひら大の、円盤の形に伸ばします​それを鉄板でこんがりと焼いて出来上がり。​熱いうちに、ほくほくと食べるのがポイントです。

​つけあわせは、キャベツをほんのりと辛い塩酢漬けにした、現地でポピュラーな食べ物、「クルティード」です。​街の食堂ではしばしばテーブルの上に置いてあって、​取り放題でいろんな料理に合わせますが、​何といっても「ププサ」が一番相性がいいようです。​たっぷりといれたコーヒーとともにどうぞ。

​エルサルバドルの国内では、いたるところに専門店の「ププセリア」があり、イートインだけではなく、テイクアウトする人も多いようです。