2014/8/15 ベルリンの壁

このほど、ドイツの民間調査会社「インフラテスト・ディマプ」がおよそ1,000人のドイツ人を対象に行った調査で、ベルリンの壁が建設された年を正確に答えられたのはわずか50%だったという結果を、ドイツ誌シュピーゲルが伝えているんです。

調査は「1961年8月13日に何が起きたか」との質問の回答を選択肢から選ぶ方法で行ったところ、正解の「壁建設」と答えたのは50%。「キューバ危機」(62年10月)と答えた人が13%「ガガーリンによる初の有人宇宙飛行」(61年4月)と答えたのが11%だったとのこと。認識が薄れてしまっているということ?

今年はそのベルリンの壁が崩壊して、25年という記念の年。崩壊後、その跡地にはベルリンの壁記念館(Gedenkstätte Berliner Mauer)が建てられ、最後のベルリンの壁の一部が残されたかたちでドイツ分断の歴史を今に伝えているんです。有刺鉄線も残っているんですよね。

ドイツのみなさんにとってベルリンの壁、そしてその崩壊は、もはや重要ではなくなっているのでしょうか?ル今朝は、「ベルリンの壁記念館」のコミュニケーション部長、ハンナ・バーガーさんにお話を伺いました。