2014/6/6 【映画『グランド・ブダペスト・ホテル』】【アブラッソス・ド・ブラジル】

映画『グランド・ブダペスト・ホテル』

俳優のみなさんから絶大な支持を受けているウェス・アンダーソン監督の作品です。

舞台は、架空の国、ズブロフスカ共和国。時は、1930年代。
美しい山々を背に、優雅にただずむリゾートホテル、それがグランド・ブダペスト・ホテルです。
そのホテルのコンシェルジュをつとめるのが、レイフ・ファインズ演じるグスタヴです。グスタヴのエレガントなおもてなしを目当てにヨーロッパじゅうからマダムがやってきます。ある日、その中のひとり、お得意様である伯爵夫人、ティルダ・スウィントン演じるマダムD が殺されます。そして、マダムDは、「貴重な絵を、グスタヴに譲る」という遺言を残しました。これに、親族が猛反発。グスタヴをマダムDの殺人犯に仕立て上げるのです。
グスタヴは、ホテルのベルボーイであるゼロと一緒に、逃げます。そして……というストーリー。

すでに名前を上げた、レイフ・ファインズ、ティルダ・スウィントンのほか、ジュード・ロウ、ビル・マーレイ、エイドリアン・ブロディ、エドワード・ノートン、ウィリアム・デフォーなど、主役級の役者さんが揃いました。

『グランド・ブダペスト・ホテル』。
もうひとつ、お伝えしておかなければならないのは、この作品が、作家シュテファン・ツヴァイクに大きな影響を受けていることです。
ツヴァイクは、ユダヤ系の作家で、反戦活動を行い、第一次大戦後に、数々の作品を発表。人気作家となりますが、ナチスが政権をとったことにより、亡命。ヨーロッパを追われた、という悲運の作家です。 

この映画も、マダムが残した絵をめぐるドタバタの脇で、戦争への足音がどんどん大きくなっていきます。
エレガントなホテルのコンシェルジュと、迫り来る戦争の暗い影。
そして、ウェス・アンダーソン監督が、なぜ、今、この作品を世に問うたのか?

映画『グランド・ブダペスト・ホテル』は、今日から公開です。
映画『グランド・ブダペスト・ホテル』

アブラッソス・ド・ブラジル〜ブラジルの抱擁

銀座三越で水曜日から始まっています。
各フロアでさまざまな「ブラジル」が紹介されているんですが……

ブラジルで国民的な人気を誇る漫画家マウリシオ・ヂ・ソウザさんの代表作「モニカの仲間たち」のキャラクターグッズ。
ブラジルを代表するブランド、ビーチサンダルの「ハワイアナス」。
ブラジルでは、ビーチサンダルが引き出物になったり、恋人同士でも贈りあうとか!
さらに、ブラジルコーヒーも味わっていただけますし、食料品売り場の地下3階では、ブラジルの大人気クラフトビール「コロラド」、「シングー」、「パルマ・ロウカ」や、ブラジルワインの「カーザ・ヴァルドゥーガ」も販売。

「アブラッソス・ド・ブラジル〜ブラジルの抱擁」は、
銀座三越で来週6月10日(火)まで開催。
アブラッソス・ド・ブラジル | 銀座三越