2014/5/9

錦織圭選手、ベスト8に進出

テニスのマドリード・オープンできのう、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク12位錦織圭選手が、カナダの世界ランク9位ラオニッチ選手に、7-6、7-6で競り勝ち、2年連続で準々決勝に進出しました。世界でもトップクラスのサーバー相手に「厳しい戦いだった」とコメント。2週前に優勝したバルセロナオープンから、クレー・コートでは負けなしの8連勝。次のマッチは世界ランク29位で地元スペインのフェリシアーノ選手です。

全日本体操選手権で主力選手に不安

体操の個人総合で争う全日本選手権は今日から、国立代々木競技場で開幕。きのうは公式練習と有力選手の記者会見があり、史上初の7連覇がかかる男子の内村航平選手は練習で首、肩近くにある左僧帽筋を痛めたことを明らかにし「痛みと戦う。我慢して2日間できればいい」とコメント。また加藤凌平選手は昨年5月のつり輪破損事故で故障した首や背中の痛みが6日前の練習で再発。痛み止めの注射を打つほどで、目標は「3番以内」と控えめでした。また女子でこの大会史上最多6連覇の実績を持つ鶴見虹子選手も先月左アキレス腱断裂で、手術を受けたことが判明し欠場です。

バドミントンの日本代表が記者会見

来週からインドのニューデリーで開催、バドミントンの国地域別対抗戦の日本代表がきのう、東京都内で記者会見男子主将を務める早川賢一選手が「世界ランキングの高い選手が揃っているので、世界とも対等に戦える」と自信を示しました。女子主将の前田美順選手は「2大会連続銅メダルなので、金を目指し一丸となってやっていく」、世界ジュニア選手権女子シングルス2連覇のスーパー女子高生山口茜選手は「初出場で何も分からない。自分がやれることをやりした」とコメントしました。

JOCが選手強化に関する要望書を提出

JOC(日本オリンピック委員会)はきのうの選手強化本部会で、2020年東京五輪に向けた国からの選手強化予算の大幅拡充や、強化態勢の一元化を求める要望書を、文部科学省や超党派のスポーツ議員連盟に提出することを決めました。今月中旬まで加盟競技団体から意見を募って最終案をまとめ、6月中にもJOCと全加盟団体トップとの連名で提出の見込みです。要望書の案では五輪までの6年間で「選手強化費として最大1千億円の確保が必要」としています。

橋本聖子選手強化本部長は、新たな強化拠点なども必要との認識を示し、「1千億円では厳しいかもしれない。覚悟を持ってやらないといけない」とコメント。最大1千億円でも足りないということですか……