2014/5/9 マケドニア

東ヨーロッパのバルカン半島にあるマケドニア。
丘の上の教会から湖を望んで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。パイの朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はマケドニア旧ユーゴスラビア共和国です

もともとはユーゴスラビア連邦の1つで、南はギリシャ、東はブルガリア、西はアルバニア、北はセルビア、コソボ。四方を他の国に囲まれた内陸国です。九州のおよそ2/3の広さで、200万人あまりが暮らします。

紀元前4世紀にアレキサンダー大王が生まれた場所とされ、古代ローマ、東ローマ帝国の時代から、さまざまな民族がこの地に暮らし、多様な歴史遺産が国のあちこちに残っています。

アルバニアとの国境の街、オフリドには世界で最も古い湖のひとつとされている「オフリド湖」があります。
そのオフリドには、さまざまな教会が、旧市街を中心に無数に点在。「オフリド地域の自然遺産及び文化遺産」として世界遺産にも登録されていて、世界中から観光客が訪れます。

マケドニアの朝食は「ブレック」ではじまります

庶民の食べ物「ブレック」は、紙のように薄くのばし、円盤状にした生地を何層も重ねて焼いたもの。白チーズを入れたものと、ひき肉を入れたものの二種類が最もポピュラーです。

売っている焼き上がりはピザほどの大きさですが、食べやすいように切り分けたものを食します。

焼きたては、表面がきつね色に焦げてパリパリですが中は具材のおかげもあってトロトロにやわらかく、パイならではの、サクサクっとした食感も楽しめます。

つけあわせとしては糖分ゼロで、ほのかな酸味があるヨーグルトの飲み物「アイリャン」が欠かせません。特に具が挽肉の時は脂っぽさを中和させてくれます。飲み慣れないうちは、はちみつを注いでどうぞ。

飲み物はヨーグルト以外に、砂糖をたっぷり入れたコーヒーを飲むのが一般的です。