2014/4/4

IPCC 31日に新しい報告書を公表

横浜で総会が開催された、国連のIPCC 気候変動に関する政府間パネル。
31日に新しい報告書を公表しました。
110カ国以上の政府関係者が科学者とともに議論を重ねて作成した報告書では、温暖化は、「すべての大陸と海洋で影響が表れている」と指摘。

さらに、「海面上昇による沿岸部の被害」「異常気象による水道や電気などインフラの停止」「高温や干ばつによる食糧供給システムの崩壊」など8つの主なリスクを挙げました。そして、これが深刻化すると、内戦などが増え、国の安全保障にも影響すると指摘しています。

イングランド各地で高レベルの大気汚染

イギリス政府は、2日、イングランド各地で高レベルの大気汚染が発生しているとして、健康被害を警告しました。早い時間のヘッドラインニュースのなかにも、「キャメロン首相が、不快だとして日課のジョギングを取りやめた」とありましたが……大気汚染の原因は、イギリスを含むヨーロッパの排ガスと、サハラ砂漠からの砂のちり。

実は、先月には、フランス、パリでも大気汚染が深刻化したため、週末には公共交通機関を無料にして、自動車の使用を抑制する、というアクションもありました。 大気汚染、ヨーロッパでも 問題となっています。

「おから」を使って水をきれいに

大豆から豆腐などを作ったあとに残る「おから」を使って、汚れた水をきれいにする技術が開発されました。これは、近畿大学の川崎直人教授などが発表したもの。年間およそ146万トンも生み出されるものの、食品として利用されるのはごくわずかである「おから」。大半は廃棄物として捨てられています。これを活用することで、低コストで安全な水質浄化システムができると期待されています。


水をあなたが使う蛇口まで運ぶのにも大きな電力が使われています。
節水をこころがけることは、エコなアクションです。
水は、流しっぱなしにせず、必要な分だけ使いましょう。