2014/3/7【映画『それでも夜は明ける』】【「ふるさとの食 にっぽんの食」全国フェスティバル】

映画『それでも夜は明ける』

日本時間今週月曜に授賞式が行われた第86回アカデミー賞で「作品賞」に輝いた作品です。
さらに、脚色賞、そして、ルピタ・ニョンゴが助演女優賞も獲得しました。

物語の始まりは、1841年のアメリカ、ニューヨーク州。 アフリカ系アメリカ人のソロモン・ノーサップは、バイオリンを奏でる音楽家として妻と子どもたちと幸せな暮らしを送っていました。 そんなノーサップは、ある日、「ショーに出てくれないか」と頼まれ、家族と別れ、ワシントンへ。
しかし、これは罠だったのです。

お酒を大量に飲まされ、つぶれます。 目を覚ますと、手と足には重い鎖。 いわば、誘拐されるような形で 奴隷マーケットに売られてしまいます。

南部の農場へ売られたノーサップ。 名前も「プラット」と変えられます。 奴隷として、コットン畑で働かされます。 自由は全くありません。 歯向かえば、ムチで打たれます。 それも、背中に深く傷が残るほど強く。 彼は、奴隷としての生活から逃げ出すことができるのか?

ノーサップを演じたのは、キウェテル・イジョフォー。
そして、同じく奴隷の立場に置かれ、あまりにも酷い仕打ちを受ける若き女性 パッツィーを演じたのがヌピタ・ニョンゴです。

映画の冒頭でクレジットが出ますが、「これは実話を元にした物語」です。

制作までの道のりについて、アニープラネットの住田典之さんに伺いました。

本作が「たらいまわし」にされていた企画でして、アメリカができるだけ目を背けたい話題であるということから、大手の制作会社など企画であがっているけれども実現に向かわないという中で、本作のプロデューサーであるブラッド・ピットが名乗りを上げて、そうそうたるメンバーを集めて、この映画を成立させたというのが裏話というところ。

本当に目を覆いたくなるシーンが続きます。
でも、ブラッド・ピットは、この物語を、「伝えなければいけない」と感じたんです。
人間は、ここまで酷いことをしてしまう存在でもある。
こんなことを決して繰り返してはならない。
そんな強い意志を感じる作品となっています。

スティーブ・マックイーン監督作品『それでも夜は明ける』。
本日、2014年3月7日公開です。
映画『それでも夜は明ける』

「ふるさとの食 にっぽんの食」全国フェスティバル

日本のふるさとの食を一堂に集めたイベントです。
明日、明後日の2日間、NHK放送センターと代々木公園のイベント広場で開催。

日本各地の郷土料理をいただけるフードコートが登場します。例えば、山形県からは「米沢牛のコロッケ」、福島県からは「なみえ焼きそば」や「カジキまん」、新潟県の「魚沼のきのこ汁」、石川県からは、「焼きガキ」や、「メギスのハンバーグ」。

さらに、東北を応援する、東北チャリティー芋煮鍋も登場します。
おひとりさま、200円の協力金で直径2メートルの鍋で作る山形の芋煮鍋を1杯、お召し上がりいただけます。
土日とも、午前10時半からと、午後2時半の2回で、それぞれ800人分。

そのほか、「福島県のたこ飯おにぎり」と「東北の海の幸が入った味噌汁」はセットで、100円!
石巻専修大学の学生さんたちが考案した「サバだしラーメン」も100円です!

「ふるさとの食 にっぽんの食」全国フェスティバルは、2014年3月8日(土)、9日(日)の開催です。
おなかをすかせて、お出かけください!
「ふるさとの食 にっぽんの食」全国フェスティバル