2014/2/21 世界の日本人選手事情

日本から鳴り物入りで海外に移籍したビッグネームの二人。
ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手と、ACミランの本田圭佑。
現地での盛り上がり、そして評価はどうなのでしょうか。
今朝も2カ国をコネクト。

報道は盛りあがっていますか?

アメリカ、ニューヨーク。 津山恵子さん
「報道は過熱気味です」

特別注目されているのでしょうか?

ファンからは「日本から投手が来たな。いい投手か?」とよく聞かれます。
タブロイド紙ニューヨーク・ポストは、キャンプが始まってから毎日、田中についての記事を出しています。

フロリダ州タンパのキャンプに向かう日は、マスクをつけていたことが記事になっていました。 アメリカでは、マスクは医者しかしないと思われていて、普通の人がマスクをすると、病気だと思われるので、「空気が悪いのかもしれない」と原稿は分析。 キャンプの初日は、マリアーノ・リベラ前投手のロッカーをもらったということまで見出しにしていました。

否定的な意見はありますか?

ニューヨーク・ポストによると、初日の15日、田中はキャンプ中のランニング計画を渡されています。 例えば、ブルペン入りした後に、1.8キロ、つまりフィールドを4周走りました。 「こんなに走ると思わなかった。 きつかった〜」と不満をもらしていました。 ピッチャーとキャッチャーは同じ距離を走るメニューで、球団としては、彼がそれぐらいこなすと思ったワケで、野球のコラムニストは、「準備不足、クエスチョンマーク」と書きました。

英語という障壁もあるし、この日、ピッチング・コーチは「未知数が多い」とコメントしています。
ただ、CCサバシア投手も練習で顔をしかめていたし、田中投手だけがメディアの注目を集めているため、大変だとは思います。

黒田投手は「注目が集中しているというプレッシャーを克服するのは大変だと思う」としています。

報道は盛りあがっていますか?

イタリア、ミラノ。奥村裕嗣さん

「」

本田選手に向ける目はどうでしょうか?

実は僕は4年程、MilanChannel という Milan 専門の TV の日本向けを手伝っていますので、本田選手の試合・練習も見ています。
また、Milanista 達のインタビュー等もしていますが、現状、Milan が低迷しるので、Milanista 達は本田にとても期待しています。

Milan 114年の球団史上、初めて日本の選手、本田が Milan に参加したことは、日本人はもとより、イタリア人の Milanista も、期待度が大きいです。 しかも Milan の歴代の偉大選手達(リヴェーラ、フリット、ルイコスタ、ボバン、セードルフ現監督等)がつけていた背番号10番を本田も着けたのでより一層の期待がかかっています。

ただイタリア人はサッカーが国民的スポーツであるので、目も肥えており、また、現実的でもあるので、助っ人として来た本田のポジション、背番号10番としてはアシストするか、ゴールしないと評価は厳しいので新監督のもと、本田選手に頑張ってほしいですね。
クラブの首脳陣達は「本田はテクニックもセンスも申し分ないので、当たりの強いイタリアリーグで活躍し続ける為には下半身を強化する事が大事」と言っています。