2014/2/7 大分県 湯布院

大分県のほぼ真ん中にある温泉地、湯布院。
雪化粧した梅の木の花を見上げて、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。カラダが暖まる朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝は大分県の温泉地、湯布院です

博多から特急でおよそ2時間、大分空港からはバスで1時間たらずと、決してアクセスが良いとは言えない山あいの街です。

およそ100 軒の温泉宿は、いずれも小規模な旅館で、自然豊かな風景に溶け込むようなたたずまい。こじんまりした統一感のある街並みは、バブル時代の大規模な開発計画に反対し、あるがままの姿を大切にしてきた、地元の人々の熱意によるものです。
落ち着いた雰囲気でゆっくり滞在する温泉地としてトップクラスの人気を誇り、全国からお客さんがやってきます。

朝ごはんは大分の郷土料理で

大分県のふだんの食卓にのぼるのは「だんご汁」。小麦粉に塩と水を混ぜてこね、寝かせておいたものを、のばしながら作ったものが「だんご」です。

この「だんご」はボールのような形ではなく、細長かったり、手で握ったままの形だったり……また、しっかりと歯ごたえのあるものや、ふわりとした食感のものまで、地域や家庭によって作り方はさまざまです。

「いりこ」でとった「だし汁」に大根やごぼうなどの根菜を入れ、味噌仕立てにして煮込んで「だんご」を入れたものが「だんご汁」。
具だくさんで、からだの芯から暖まるので冬の寒い朝には欠かせない一品です。
口の中をヤケドしないようにさましながらどうぞ。

「だんご」にきな粉と砂糖をまぶすと、「やせうま」というおやつになるので、家庭では作り置きをしたりするようです。