2013/12/6 女性のためのおひるねカフェ「corne」のHidden Story

今週は、女性のためのおひるねカフェ「corne」のHidden Story。

先月、神田神保町にオープンした、おひるねカフェ「corne」。
運営しているのは、株式会社「ねむログ」です。

代表取締役の川添祐貴さん、そして、快眠ナビゲーターで「corne」の店長もつとめる塚島早紀子さんに、おひるねカフェ開設にいたる、きっかけについて伺いました。

川添祐貴さん(以下、川添):ねむログは、インターネット上で睡眠時間を記録する、というようなサービスでして、インターネット上で、睡眠時間を記録をしてグラフにすることにより、自分の睡眠のリズム、それは逆に言うと、起きている時間のリズムを整えることになるんじゃないかということで始まったのが、ねむログです。お客様との接点、というと、オンラインでの接点だったんですね。今回に関しては、お客様と対峙することによって、いろんなサービスができるんじゃないかと考えたのが今回のおひるねカフェ「corne」のきっかけです。

塚島早紀子さん(以下、塚島):私のなかで、お昼寝大事ですよとか、いろんなメッセージをずっと発信してきたんですけど、なかなか都内で働いている忙しい女性だと「そうは言っても睡眠時間短いんです」という声も多くて、どうしたものかというところで、お昼寝できる場所、そういう場所があれば 忙しくて睡眠不足でもお昼寝することでおぎなえますよ、という新しいメッセージを発信できるなというところで、そういう場所があれば使っていただけるんじゃないかという考えもありました。

では、どこに作ればいいのか?物件探しが始まりました。

川添:場所もいくつか見させていただいて、東京も広いですから、なかなか難しかったんですけど、最終的に神保町に決めたのは、出版社、印刷出版社の方々の集まっている地域なんですね。我々の集計ですと、だいたい270社くらいありまして、他の地域と比べると2倍3倍と多いんですね。出版の方は、締め切りがあって、帰りたくても帰れない生活を送られている、そういう方々に使っていただきたい、という想いがあります。

神田神保町のビルの2階。
いいスペースが見つかりました。

川添:まず、ポジショニングと言いますか、位置づけなんですけど、カフェと競合するか、ですとか、漫画喫茶と競合するか、というところを考えたんですね。

で、そこで一番ないポジションがいいだろう。 ということで、そうなると、お料理で勝負するということでなく、飲み物で勝負するということでなく、やっぱり「ここでリラックスして、女性が足をのばして横になれる。 リラックスできるスペース」。
かつ、マッサージとかサロンになってくると高額になってきますし、日常的に使える場所ではないと思うんですよね。
そうではなく、日常的に使える場所、ということでポジショニングをとって。

実際、どんなサービスが提供されているのでしょうか?

塚島:コロネは、ころっと寝るというか、ころんと寝るというか、すきま時間にちょっとだけリフレッシュできる、という意味と、パンのコロネってあるじゃないですか、あのグルグルが羊っぽいなって。 羊って睡眠のシンボルなので、そういうところとコロネって、響きもかわいらしいなっていうので決めました。

お店に入ると、まずはカフェ・スペース。
その奥に、お昼寝ができる部屋があります。

川添:お昼寝スペースに関しましては、すべて部屋で仕切られているわけではないので、天蓋でやっているという。 何もない状態よりは、天蓋みたいなカーテンで囲われていると、パーソナルスペースに思えるんですよね。
あとは香りですよね。 アロマをそこで炊いてるって言ったらいいのかな。

塚島:なかなか天蓋カーテンっておウチに持ってない方が多くて、お姫様になったようだと喜んでいただいています。
森の木陰をイメージした照明で、陰がリラックスできる照明というか、オレンジ色の明かりなので、リラックスできるようなものになっています。

ありそうでなかったサービス。
さらに、こんなアイディアも盛り込まれました。

川添:単純にお客様がきて休めればいい、ということではなく、ねむログとして、いろんな企業さまとおつきあいがありましたので、そことコラボレーションできないかという想いもありました。 特に、睡眠系の商品というのは、試してみないと分からない、というものが多いんです。corneの場合はそれを試せる場所でもあるんですね。

塚島:枕が選べる、というのもそうなんですが、レンタル品もたくさん用意していて、疲れた足を包んでくれるシルクの靴下ですとか、あとはですね、ナイトアップブラという、おやすみになるときに締め付けが気になる方で試したことがない方に試してもらう、という、体験できる楽しみも枕以外でありますね。

最後に、おひるねカフェ「corne」が 女性を応援する理由を教えていただきました。

塚島:女性はアクティブで前向きなので、時間がなくても遊びもしたいし、休みたいし、仕事もバリバリしたいし、デートの時間もあるし、美容も気をつけたいし、でも子どももいるし、みたいな……いろいろと、やることはあるけれど前向きにやりたい、という方が女性のほうが男性より多いような気がしていて、全部やりたいっていう方にも使っていただきたいと思っています。

塚島:元気だよね。

川添:元気でエネルギーがあるので、でも、こういう場所があると切り替えができたり、時間があいたので休もう、という風に使ってもらえると思いますね。

元気に活動するためには、休むことも必要である。
東京の忙しい女性のために、お昼寝カフェの営業が始まりました。


女性のためのおひるねカフェ「corne」
料金は、10分150円。
これには、フリードリンク、フリーWi-Fi、充電も含まれます。
また、豆乳をたくさん使ったランチも出されていて、これを注文すると40分間の無料券が付いてくるそうです。
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