2013/11/29 バルバドス

カリブ海の東の端に浮かぶ島国、バルバドス。
大西洋に登る朝日を望んで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。 特別な朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はカリブ海のサンゴ礁の島国、バルバドス

マイアミから飛行機でおよそ3時間半の場所にあり、種子島とほぼ同じ広さの国土に27万人あまりが住んでいます。

イングランド統治時代に始まった、サトウキビ農園がきっかけで農業中心の地域でしたが、1966年に独立。
その後は美しいビーチ・リゾートをアピールしていて、アメリカ東海岸を中心とした観光客などで賑わい観光業が経済を支えています。

独立記念日は今週末の11月30日。
ちょうど今の時期は国旗の色である青、黄色、黒で街中が飾り付けられていて、華やかなシーズンです。

バルバドスの特別な朝ごはんとは

11月にだけ食べる、とうもろこしベースの食べ物「コンキー」という料理があります。
11月5日の「ガイ・フォークス・デイ」という記念日にアフリカ由来のこれに似たものを食べたことが発祥だとか。 11月30日の独立記念日までの1カ月間、スーパーや食堂などでよく見かけるこの料理は、12月に入ると姿を消してしまいます。

「コンキー」は、とうもろこしの粉に、すりおろしたサツマイモやカボチャを混ぜ、牛乳を入れて、砂糖とココナッツをまぶし、練り上げてから、バナナの葉っぱでくるんで蒸したもの。 生地の中にちょっぴり酸味のあるアセロラの果実を入れてシナモン・スパイスを効かせるのがアクセントです。

できあがったばかりの「コンキー」は、温かいうちに、モチモチとした食感を楽しみましょう。
バルバドス名産であるグレープフルーツのしぼりたてのジュースとともに、どうぞ。

ちなみにアセロラはバルバドスが原産地で、日本の名前はバルバドスサクラというそうです。