2013/9/27 マラウイ共和国

アフリカ南東部にある内陸国、マラウイ。
湖から登る朝日を望んで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。地元の朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はマラウイ共和国です!

北海道と九州をあわせた面積に相当する11.8万平方キロメートルの国土のほぼ 1/4 を占める大きな湖、マラウイ湖。
観光スポットとしての知名度はそれほど高くありませんが、500キロメートル以上という湖畔にはリゾート地が点在しています。

海に面していない国にもかかわらず、ヤシの木が茂る白い砂のビーチがあり、国内はもちろん、特にヨーロッパからの観光客がたくさんやってきます。

手つかずの自然が残っているため「湖のガラパゴス」といわれるほど、他では見られない固有種の魚がいっぱい。
透明度の高いマラウイ湖で、色とりどりの淡水魚を見るダイビングは、海を潜るのとはまた違った魅力があります。

マラウイの主食は「ンシマ」という食べ物

「ンシマ」とはトウモロコシの粉と熱湯をまぜて、練り上げて蒸し、ふんわりと固めた食べ物です。
同じようなものはアフリカの他の国でもありますが、一般的にトウモロコシだけを使うのがマラウイ流。

両端が細く、まん中が太くなるような形に整えお皿に2つ、3つのかたまりを盛りつけます。
出来たては、お餅のような食感ですが、とても熱いので少しずつさましながら指でつまんで食します。

「ンシマ」そのものに、味はあまりありませんが、どんなおかずにも相性抜群。マラウイでは朝昼晩の三度食卓に上ることも珍しくありません。
特に朝は腹持ちがいい「ンシマ」とマラウイ湖の魚料理で腹ごしらえ。
地元の名産品の紅茶と一緒にどうぞ。

「ンシマ」を上手に作るためには、トウモロコシの粉と熱湯を鍋に入れてかき混ぜるところがポイントだとか。
夜明けの時間から作っている人も多いそうです。