2013/9/20 【三溪園 観月会】【映画『エリジウム』】

三溪園 観月会

きのう19日は、中秋の名月でした。
そんな時期に、月を愛でる観月会が、横浜市にある三溪園で開催されています。

三溪園。
鎌倉や京都から、三重塔など 古い建物を移築して作られた広大な庭園です。そこを特別に夜間公開。歴史ある建築物がライトアップされ、月明かりのもと、伝統芸能のみやびな演奏を楽しんでいただけます。

あす土曜日、夜6時半からは横浜雅楽会による雅楽の演奏。
あさって日曜日の夜7時からは、お能の上演。
そして祝日の月曜日は薩摩琵琶の演奏。

美しい月とともに、伝統芸能の世界にひたってみてはいかがですか?

三溪園の観月会は、23日までの開催。
通常の入園料、大人500円、こども200円で
お楽しみいただけます。
» 三溪園

映画『エリジウム』

マット・デイモン、ジョディ・フォスター出演の映画『エリジウム』。
監督は、ニール・ブロムカンプ。
2010年のアカデミー賞で4部門ノミネートされた映画「第9地区」の監督です。

『エリジウム』の舞台は、2154年。
深刻な大気汚染と人口増加により、一握りの富裕層は"エリジウム"というスペース・コロニーに移住。 しかも、エリジウムには、どんな病気でも治すことができる特別な「再生医療装置」が存在するんです。

一方、荒廃した地球に暮らすのは、貧困層。
そのひとりが、マット・デイモン演じるマックスです。
マックスは、事故にあい、こう宣告されます。「余命はあと5日」。
マックスは当然こう考えます。エリジウムに行けば、生き延びられる。

闇商人がささやきます。「エリジウムに行きたいのなら、やってもらいたいことがある」マックスは、パワードスーツと自分の体を結合させ、サイボーグのような体で、戦いに向かうのです。

ちなみに、ジョディ・フォスターが演じるのは、地球からエリジウムへ密航する者を、容赦なく抹殺するエリジウムの冷酷な防衛長官、デラコート。

何を描こうとしているのか??
設定はSFで未来ですが、実は、現在の経済格差、移民問題、医療を受けられる人と受けられない人。そんなことをこの設定で見せているんですね。

撮影場所も、ストーリーの背景にある 経済格差や、それによって生まれる環境破壊による劣悪な環境を象徴している……

映画『エリジウム』は、本日より公開されます。
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