2013/09/13 世界の「ドッキリ」番組事情

テレビの番組で、昔から人気のあるバラエティ番組の一種といえば、芸能人や、一般人も巻き込んでイタズラをしかける「ドッキリ」番組。

そんなドッキリ番組は、国が違っても存在するのでしょうか?
今朝も2カ国をコネクト。

ドッキリの番組はありますか?

中国、上海。松田奈月さん
「中国版はないが海外版があります」

基本的に規制が厳しいのでしょうか

中国ではテレビで放送する番組に関しては、国家機関である広電総局が厳しく内容をチェックしています。 人をだますドッキリ番組は規制の対象となるため、中国のオリジナル番組での放送はありません。

テレビでは、時々、海外のおもしろ映像集のようなものが放送されることもありますが、キー局では多くありません。でも、実際の視聴者は仕掛けを作って、笑わせたり驚かせたりする番組は、ドッキリ番組に限らずかなり好きなようで、欽ちゃんの仮装大賞が数年前に上海で大ヒットしたりします。

地上波以外でドッキリ番組を放送しているのはどこですか?

バスや地下鉄ではそれぞれのネットワークを持っていて、オリジナルのチャンネルとしてバス内放送、地下鉄放送を始めています。 ここでは、よく海外のドッキリ、おもしろ番組が放送されていて、みんな見ながら声を出して笑っていたりと、楽しんでいます。

ドッキリの番組はありますか?

カナダ、バンクーバー。窪田誠さん
「国営放送にあります」

国営放送でのドッキリ番組とは何でしょうか?

カナダでは、『Just for Laugh』という番組が「ドッキリ」テレビ番組にあたります。 カナダのフランス語圏ケベック州モントリオールでよく撮影されていて、CBC、カナダの国営放送局が発信しています。

日本でも放送されていたドッキリカメラのカナダ版。
特徴は音声がないので誰が見てもわかる内容です。

ミスタービーンのような感じを想像していただければいいと思います。
内容は警察官を模した人が出てきたり、イエスキリストが扮した人が魔法で物を直したり、カナダの文化に溶け込んでいます。

東海岸のモントリオールで撮影されているというのが面白いですね

カナダは英語とフランス語が公用語でケベック州は圧倒的にフランス語で、人種もフランス起源の方たちが多く、とてもラテン的なノリが多く、ジョークも受け入れ易い人たちです。 カナダ人でもどちらかというと頭の固い(?)英国系の人たちは、ちょっとこれはヒドイと思う内容もあると言っている方もいました。 日本でたとえるなら、関東と関西のノリみたいなものでしょうか。