2013/8/23 北海道 利尻島

北海道の北部、日本海に浮かぶ島、利尻島。
利尻山の頂上を臨んで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。朝ごはんは海の幸にしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝は北海道、利尻島です

新千歳空港から飛行機で50分の利尻島。 島の中央部分に標高1700mあまりの利尻山がそびえる火山島で、5,000人あまりの人々が暮らしています。

緯度が高いので、島のいたるところに高山植物があり、利尻富士という異名を持つ利尻山への登山が人気。
今、短い夏の終わりを迎えようとしています。

利尻の名産は昆布とウニです

北海道有数の漁場として有名な利尻島周辺の海域。 北からの寒流のリマン海流と南からの暖流の対馬海流が交差するうえ、利尻山からの雪解け水が注ぐことで、栄養分たっぷりの水が、海の昆布をおいしくします。

そして「ウニ」はその「利尻昆布」を食べて育ちます。
北海道の他の地域でも「ウニ」は獲れるのですが、高級食材とされるのは、利尻島近海で獲れた「エゾバフンウニ」と「キタムラサキウニ」の2種類。旬はいずれも短い夏の間だけです。

その日の波の状態や、年間の漁獲量を考えて、漁業協同組合が漁の時間を毎朝指定します。
まだ薄暗いうちに出港する「ウニ漁」は、一人乗りの小さな舟で、箱メガネで海底を覗きながら、網でひとつずつ手作業ですくい上げます。そして朝のうちに港に戻り、出荷の準備に入ります。

地元で採れたてを食べる時には、すぐに硬い殻を割り、中から柔らかいウニの粒が壊れないように取り出して、海水で丁寧に洗って、ごはんのどんぶりに乗せます。「利尻昆布」のうま味がたっぷりの醤油をたらしてどうぞ。

利尻島でしか食べられない、おいしさのポイントは、生ウニの型くずれを防ぐミョウバンを使わないことだそうです。