2013/6/21 インド ジャイプル

インド北部の街、ジャイプルの旧市街。
「シティ・パレス」の前で、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。冷たい飲み物を飲もう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はインドのジャイプルです

首都ニューデリーから南西に260kmあまりの街ジャイプル。 この地を治めた一族によって計画的に作られた街は、宮殿や古い建物が昔の姿のまま残っています。

7つの門をもつ城壁にぐるりと囲まれている旧市街。その中心にはヒンズー教とイスラム教が混ざった様式の宮殿、「シティ・パレス」があり、その敷地内には今も一族の子孫が住んでいます。そして、街並みすべてピンク色に統一されていることから、ジャイプルは「ピンクシティ」という異名を持っています。

これは1876年にイギリスのヴィクトリア女王の息子、アルバート王子がこの地を訪れた時、その一族が歓迎のために街の建物をピンク色に塗ったのがきっかけ。
今もなお、その「しきたり」が続いている事にちなみます。

ジャイプルの朝は「ラッシー」ではじまります

ヨーグルトに水や砂糖を加えて作る飲み物「ラッシー」。 この街では「ラッシー専門店」が軒を連ねます。 朝早くからオープン。出勤途中の人々でにぎわいます。あらかじめ大量に作られた、ちょっと甘めで濃いヨーグルト。大きな土鍋のようなものから、表面に浮いているかたまりと白い液体を一緒にすくって、クラッシュアイスの入った器に注いでかき混ぜたら出来上がりです。

ほどよい酸味と甘みのバランスが取れた「ラッシー」は素焼きのビールグラスのようなコップに注がれて、さっぱりとした喉越しが味わえます。
特に朝から蒸し暑い時に飲む「ラッシー」は、氷の歯ごたえもあいまってまた格別。
飲み終わったら、素焼きのコップは、店の横にあるゴミ箱に投げ入れて割るのが流儀。
コップの大小2つのサイズは、喉の渇き具合と相談してどうぞ。

一番有名な「ラッシー専門店」は市内の目抜き通りにある、4軒続きの店の中で一番古い「ラッシーワーラー」ということです。