2013/4/5 島根県 出雲市

島根県の出雲市。朝日がまぶしい出雲大社の境内で、
縁結びの願いを終えて、彼女は大きく背伸び。

そして心に決めました。お蕎麦の朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝は島根県、出雲市です!

60年ぶりの遷宮が行われている出雲大社。 別の場所に建てた仮の本殿に神体を5年前に移動し、本殿と周辺の大規模な改修がようやく終わりました。そして来月、元の場所に神体が戻る儀式が行われます。建物は伝統的な神殿の木造建築による様式を引き継いでいて特に屋根はヒノキの皮の部分を敷き詰めた檜皮葺きという世界でも類を見ない独特の方法で作られます。伐採せずに、表面の皮だけをはがすので、皮が再生するという環境にやさしい方法ですが、最低でも樹齢80年のヒノキが必要とされています。そのため材料の調達、そして専門の職人の減少などで、大規模改修には苦労が伴いました。新しい本殿の完成と、遷宮の式典を記念して、今年の出雲大社ではさまざまなイベントが行われます。

参拝のあとの名物は「出雲そば」です

広い境内とその周辺を歩いたあとの腹ごしらえは、朝から営業している「出雲そば」をいただきましょう。蕎麦粉を作るときに、ソバの実を皮ごと石臼で挽くため打ったそばの色は黒く、香りが強いのが特徴。麺の太さも若干太めで、いわゆる「田舎そば」のような、しっかりとした歯ごたえのある食感が楽しめます。漆塗りの小さめの丸い器にそばが盛られていて、そばにつゆをかけて食する「割子そば」が定番メニュー。三段重ねで一人前というのが一般的です。ネギ、紅葉おろし、海苔、かつお節などの薬味とともに、お好みで味に変化をつけながら、どうぞ。

店によっては「割子そばの食べ放題」もあるようで、数十枚食べたという色紙が飾ってあったりもします。