2013/2/22

高梨沙羅選手、日本のエースで世界選手権に挑戦

イタリアで行われているノルディックスキーの世界選手権はきのう、女子ジャンプの高梨沙羅選手が最後の公式練習を行いました。すでに今シーズンのワールドカップ総合優勝を決めている高梨選手は、助走路の傾斜が緩くタイミングを合わせづらいということで「少しずつよくなりつつありますが、まだ納得いくジャンプが数回しかできていない。イメージを膨らませて、臨みたいです」とコメント。初戦となるノーマルヒルは日本時間の今日の深夜24時にスタートする予定です。

レスリング存続に向け世界中で協力体制

レスリングが2020年夏季五輪から除外候補となった問題で、イランのテヘランで開催中のレスリングの男子ワールドカップにあわせて集まったFILA(国際レスリング連盟)と、日本、米国などW杯参加各国関係者が会合を開き、レスリングの五輪存続に向けた協力と結束を確認しました。またプーチン大統領はきのう、ロシアを訪れた森喜朗元首相に「心外だ」と不満を表明、協力して巻き返しを図ることに強い意欲を示したと、記者会見で森元首相が発表しました。

今シーズン・ゴルフはじめの宮里藍、美香は……

タイ・パタヤのサイアムCCで行われた、アメリカ女子ゴルフツアー第2戦、ホンダLPGAはきのうの第1ラウンドで開幕。今シーズンの初戦を迎えた宮里藍選手と宮里美香選手はともに69で回り、トップのステーシー・ルイスと6打差の10位に並びました。日本勢は6人が出場し、今季からアメリカのツアーに本格参戦している上原彩子は70で20位。諸見里しのぶは71で26位、上田桃子は75の54位と出遅れました。

東京マラソン

今回が7回目の東京マラソン。都心ではコースの沿道を中心にした盛り上がりもすっかり定着しました。もちろん市民ランナーの目標でもありますが、今年度からは世界の主要マラソンシリーズである「ワールドマラソンメジャーズ」となり、名実と共に世界トップクラスの大会として認知されました。海外からの招待選手は昨年のベルリン・マラソン2位のケニアのデニス・キメットをはじめ、自己最高が2時間4分台の選手が4人。ハイレベルの大会になりそうです。

「ワールドマラソンメジャーズ」は昨年まで、ロンドン、ボストン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークの都市マラソンをシリーズ化し、五輪と世界選手権を含む2年間の対象レースの成績をポイント計算。男女の優勝者には、賞金50万ドル、(日本円でおよそ4700万円)が贈られるものです。アジアでは東京が初めて加わり、今回のシリーズはあさっての東京からスタート。レースの模様は、前回大会の約2.5倍となる71の国と地域で放送される予定です。

今年の夏に行われるモスクワ世界選手権の代表選考を兼ねている今年の大会。去年日本人トップの2位になった藤原新選手が直前で欠場。先日の別府大分毎日マラソンで優勝した川内優輝選手は「日本人トップを狙うだけでなく順位もタイムもこだわったレースをしてほしい」とコメント。しかし果敢に立ち向かう選手は現れるのでしょうか?男子では、前回の東京で2時間8分台を出した前田和浩選手や昨年12月の福岡国際に続く挑戦となる尾田賢典、そして箱根駅伝で注目され、トラック競技で実績を積んだ佐藤悠基選手の満を持した初マラソンが注目です。