2013/2/22 世界の体罰事情

大阪市立桜宮高校のバスケットボール部での事件に端を発した体罰の問題。
これは柔道のオリンピック女子日本代表選手の問題にも発展し、いろんな議論を巻き起こしました。
あの国でははたして体罰は存在するのでしょうか。今日も2カ国をコネクトしてお送りします。

体罰は存在しますか?

アメリカ、NY。ジェフ・マーレーさん
「今はあまりありません」

以前はあったということですか?

私は学生の頃、1968年から75年まで、アメフトとラクロスをしていたんですが、コーチが時々選手を罵倒していました。時には頭を殴ったりすることもありました。 それでも、そんなにひどい殴り方ではないですよ。 アメリカは訴訟社会ですから、そんなことがあったらすぐに親に訴えられます。 もちろんトレーニングそのものがつらくて泣き出す選手もいましたけれど、暴力で泣き出すことはなかったですね。

ジェフさんが高校生だった頃はどうでしたか?

僕の高校のアメフトチームは強かったんですよ。 中には大学でもアメフトを続け、プロになった選手もいたんです。 そんな強い学校でしたが、「マレー、もっと上手くできるだろう!」と言って頭をちょっと殴られた程度。

体罰は存在しますか?

韓国、ソウル。南美華さん
「基本はないのですが、一部ではあるようです」

教育に関しては非常に厳しいという印象がありますが

韓国では学校でほとんど体罰はないようなんですが、もし体罰があれば、学生が訴え大きな問題になるというのが近況です。 しかしオリンピック系アスリートや体育系はやはり体罰は残っているようです。 人によっては警察に訴えてしまうことも否めず、日本と同様に、だんだん昔と同じように体罰は敏感になっているようです。

他に問題になっているような事はありますか?

体罰以上に問題になっているのが生徒間でのいじめの増大です。

日本では、深刻な問題が起きてからはじめて問題視される傾向にありますが、韓国ではいかがですか?

韓国でも、日本と殆ど同じような状況だそうです。