2012/12/7 世界のクラブ事情

もう忘年会、始まっていますか? よく音楽の話題となるクラブ・シーン。
ところが日本のクラブ・シーンは今大きな過渡期を迎えています。
「風営法(風俗営業適正化法)」によって、摘発されるクラブ事業者がこのところ全国で目立っており、「踊る場所」についての議論が過熱しています。
さて、あの国でのクラブ事情はどうなのでしょうか? 今日も2カ国をコネクト。

クラブの規制は厳しいですか?

イギリス、ロンドン。小林紀美さん
「以前は厳しかったのですが、今は朝まで踊っています!」

やはりクラブ文化といえばロンドンですよね?

ロンドンは夜が早いというイメージがあります。
確かにレストランやカフェなどは早くしまってしまいますし、基本的にパブも遅くとも深夜0時には閉まりますがClubは別。
朝8時に開店するクラブもあって、そこではは朝食から夜遊びまで……。
若手アーティストの作品を展示しているクラブや、最近ロンドンで流行りのピンポンもできてDJライブを楽しめるクラブもありますし土曜の夜は朝の8時まで踊り明かすこともできるClubもあります。

営業許可についてはどうなっているのでしょうか?

もともとは飲酒について厳しかったイギリスですが、パブでは2005年に規制が緩くなって、法律上は24時間営業が可能となり、営業時間延長の許可を得たパブは23時以降の営業もOKですが、実際は遅くまでは営業しません。
クラブはそれとはまた別のライセンスになっていて朝までの営業も飲酒もダンスも大丈夫。
それだけにロンドンはクラバーにとっての天国でしょうね。

クラブの規制は厳しいですか?

インド、ムンバイ。ハリー・チェンさん
「最近厳しくなりました」

どのように厳しいのでしょうか?

最近ムンバイ警察の副長官が安全とモラルの法律を理由にムンバイに夜ハイエンドなバーなどにきて、ダンスする人をいきなり警察に連行。
1949年の法律で、当時インドでお酒が許可されていなかった時の法律、「お酒を飲むときに許可書」が必要と言う古い法律の適用をいきなり言われ、許可書がないと1,000ドルの罰金か5年の刑務所行き。
また、1960年の別の法律があり、10ペア以上の人数がダンスする場合、営業許可が必要とする古い法律を適用して、ダンスする人も警察に連行するという状況が数ヶ月前にありました。