2012/11/30 アメリカ マイアミ

アメリカのフロリダ州マイアミからキーウェストに向かう道。
海の上にかかる橋を通るクルマの中で、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。あたたかい朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はアメリカのマイアミです!

フロリダ半島の先から、アメリカ本土最南端のキーウェストまで、フロリダ・キーズ諸島(Florida Keys)と呼ばれる島々を経て42の海を渡る橋でつなぐ「オーバーシーズハイウェイ」。「海越えの高速道路」にふさわしい道のハイライトは10kmあまりの最長の橋「セブンマイルブリッジ」です。青い空と青い海の合間に飛び込むかのような長い一本橋。世界でもここだけの風景といえるでしょう。終点のキーウェストは、文豪ヘミングウェイが愛した島。晩年の彼が住んでいた邸宅は、博物館として今も残っていて、観光客にも公開されています。そこに住むおよそ50匹の猫は殆どがヘミングウェイが飼っていた猫の子孫で、訪れる人を癒します。

フロリダは「海の恵み」が豊富です

朝はシーフードを使ったスープ「ビスク」が定番。もともとはフランス料理で、裏ごしした甲殻類を使った手の込んだ濃厚なスープの事をいうのですが、フロリダではもう少しカジュアルなスープを食します。それがアメリカン・スタイルの「シーフード・ビスク」。まずニンジンやタマネギをバターでじっくり炒めて野菜スープに仕立て、カニやエビを細かく切ったものを加え、生クリームを足してクリームシチューのようになったものです。見た目よりもあっさりとしていて、栄養のバランスもとれたヘルシー・フードです。塩味が効いた小さな六角形のビスケットをつまみながら、ミルクのたっぷり入ったコーヒーと一緒にどうぞ。

10月から5月までは、「ストーン・クラブ」というこの時期だけ食べることができるカニが名物のキーウェスト。ディナーのみのレストランでもこの「シーフード・ビスク」は人気メニューです。